[ホーム]（個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠下北沢 駅前劇場(2015/03/27-4/1 8ステージ)
http://www.honda-geki.com/ekimae.html
自由3500円 指定席3800円 VIP席5000円(電子書籍シナリオ付) U-22割引2500円
当日4000円
作・演出：ハセガワアユム（MU） 舞台監督：松澤紀昭
照明：湯山和弘（METAL MOON） 音響：高橋秀雄 舞台美術：伊東龍彦
宣伝美術・撮影：ハセガワアユム 舞台写真：石澤知絵子 演出助手：磯田浩一
制作：塩田友克 企画・主催：MU
出演：
第一部､少年たち
小沢道成[虚構の劇団]：小嶋光雄(小嶋家の長男。仲間に銃を分配する。）
岡山誠[ブルドッキングヘッドロック]：大岡山誠(江口光の熱狂的ファン。演劇部）
友松栄 ：福田栄人(江口ハウスの常連。引きこもりがち。）
ししどともこ[カムヰヤッセン]：猪戸モヨコ(ロック好き。）
古屋敷悠[MU]：明石健(サッカー推薦で高校進学したが交通事故に遭う。）
小園茉奈[ナイロン100℃]：小川恵美(光雄の恋人）
菅山望：菅井望夢(演劇部のＯＢ。頼まれて演出を担当。）
鳴海由莉[ブルドッキングヘッドロック]：鳴海唯(演劇部の部長）
第二部 家族たち
成川知也：知和(江口ハウスのオーナー。光雄の父。）
大塚尚吾：尚司(知和の弟、晴臣の父親。）
真嶋一歌[リジッター企画]：いつか（光雄の姉。小説家。）
小野塚老：正(光雄の祖父。痴呆が進んでおり二階から降りられない。）
斉藤マッチュ：晴臣(光雄の従兄弟。尚司の息子。）
第三部 教師たち
久保亜津子[向陽舎]：梶浦校長（駒田高校校長）
青木友哉：青山（数学、馬鹿真面目）
古市海見子：古潭（英語、おしゃべりが故にマシンガンズ。）
佐々木なふみ：笹野（現国、古潭とふたりでマシンガンズ。）
宮田智佳佳[トゥフロント]：宮野（スクールカウンセラー）
佐野功：佐川（情報処理。モテ教師）
森久憲生[TANGRAM]：森木（化学、思ったことが□に出る。）
山崎カズユキ[ECHOES]：野崎（体育）
2015/03/31(火)晴 7:35-10:00PM(2'25)後方中央 客席満員(140人)
客層：20-30才代中心、時々おじさん。男女半々。
客入れ：ベンチ4列自由席、後方パイプ椅子指定5列。中通路なし。折り込みチラシ
それなり。パンフ A4 3ページ。物販なし。カーテンコール1回。
久々にみるハセガワアユム作品。
舞台。ハの字に宙つりの家壁装置。なにかとスケルトン。正面の開口(設定はガラス
のあり）から立木。上手が大きく穿かれ、入口は門型開口。そこから下手階段から
2Ｆにあがる設定。上手手前にミニコンポとコルクボードにスナップ写真。転じて
中央にエンジのソファとガラステーブル。下手壁前にミュージシャン ポートレート。
簡素なテーブルとイス。
お話。カリスマ・ミュージシャンが怪死を遂げたその家の庭はファンは聖地扱い。
その後名前を冠した「ハウス」として人気スポットに。ファンでもあるその家の
息子・中学生は祖父から旧日本軍の拳銃を借り受け。理不尽な世間へ抗う力の源、
お守り扱い。逆境にある同級生たちに秘かに貸し与えていたが…。彼らと取りまく
世間、家族、学校教師とも描く青春残酷悲喜劇。
長時間も飽かず楽しむ、キャラとエピソードとりどりの面白さ。個々人でスピン
アウトものが創れますな、濃口曲者ぶり。ナイーブかつ無軌道危険な少年達、
利己的な有象無象の大人達を、足りない位が程よい言動で伺わせつ、良く描き。
世知辛い世相を背景、カリスマミュージシャンの存在らも常に置いて効果的。
巧いなあと改めて思うねこ。人との距離感を哀しく醸す、斉藤マッチュ君いいなあ。
一歩抜き出てた、そうとは感じさせない巧者の小園茉奈さんも印象に残り。
[月間一覧］