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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2015/7/25-8/4 16ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由（整理番号当日配布）一般3500円 学生2500円
作・演出：瀬戸山美咲 舞台美術：原田愛 照明：上川真由美、瀬尾夕香
音響：泉田雄太、秋田雄治 衣装：高橋毅（N.E.W） ドラマターグ：中田顕史郎
演出助手：石塚貴恵 舞台監督：本郷剛史 宣伝美術：郡司龍彦
宣伝写真：服部貴康 制作協力：藤田晶久（バレット）http://minamoza.com
出演：
西尾友樹[劇団チョコレートケーキ]：坂本
山森大輔[文学座] ：後藤、警備員、カメラマン
浅倉洋介 ：飯倉、相渾、沢渡、ウェイター、電話の男、お調子者の男
大原研二[DULL-COLOREDPOP]：狭川、員紀子、強盗団の男、船頭、友人、カメラマン
菊池佳南[青年団] ：川瀬、矢田、成田空港の記者、手紙の女
中田顕史郎 ：男、ボス、杉村、SP、カメラマン
2015/07/29(水）猛暑 7:30-9:30PM(2'00）後方中央 客席満員(50人）
客層：学生、20才代中心。男女半々。
客入れ:受付順整理券配布。賛助会員と一般の区別無し。10数人ほど。
長辺に舞台を置いた鰻の寝床客席。雛壇にパイプ椅子3列。折り込みチラシ厚め。
パンフ B5 3ページ。物販未確認。カーテンコール1回。
2013年初演、岸田國士戯曲賞最終候補作品。ねこ初見。
舞台。中央に円形照明、広場や家、喫茶店ら設定。下手に事務所資料ラック。
調度はテーブルと丸椅子のみ。
お話。大学生がインダス川を冒険旅行。武装集団に誘拐され、監禁生活。死に瀕して
日々。無事帰国できた彼らを待っていたのは軽率な行動へのマスコミと世間の
バッシング。傷つけられた青年の1人は、加害者側の週刊誌パパラッチになる、が。
感傷や人道主義うんぬんに墜ちず、自分らしくあることと阻むもので描く会話劇。
欲望と保身にまみれた世界で、正義を強弁するタフな支配者・マスコミ。抗した
主人公青年はあえて彼らの世界に身を投じ、相容れない矛盾に葛藤しまくりん。
矛盾抱えてこそ人間、良くも悪くも世界も、と。終始緊迫感を保ち、力強い筆致で
これら世界と人間を良く描いてて痺れるねこ。タフな作家とお見受けしたけど、
青年のダメさ、甘さ、健気さを理解し愛する気持も伺えて、好感ねこ。
役者。入れこみ演技、力んでも壊れない実力あり。菊池佳南が器用、なんでもできる
青年団俳優だけど、ひときわな印象。
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