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＠下北沢 ザ・スズナリ（2020/10/22-27 8ステージ)
全自由4800円 アンダー25 3500円 配信チケット1500円
演出：天願大介 原作：谷崎潤一郎「痴人の愛」
舞台監督：森下紀彦 神永結花 舞台美術：加藤ちか
照明：沖野隆一(RYU CONNECTION) 音楽：めいなCo. 音響：佐久間修一(POCO)
衣装：藤田友 振付：秋草瑠衣子 演出助手：猪俣健 宣伝美術：東學(188)
制作：猪俣健 鈴木功一郎 小野寺絢香 根本来乃実 企画・製作：metro
出演：
若松力/片岡哲也（ダブルキャスト）：河合譲治
月船さらら［metro］：ナオミ
影山翔一：痩せた男
サヘル・ローズ(声の出演）：語り手
2020/10/23(金)晴 7:32-9:15PM(1'38）中段下手 客席超満員(80人？）
客層：20-30才代女性とおじさん中心。男性過半数。
客入れ：整理券配布し、呼び出し。開場時50人ほど。感染対策。検温、手指消毒。
ベンチ2列、椅子8列、ベンチ1。一席空け。当日券か通路に補助椅子追加。客席内
4か所に配信用カメラマン。折り込みパンフ オールカラー A5 3ページ。
物販。パンフ Tシャツ、ウェストポーチ、ポスター、パンフ。
カーテンコール1回5分？、記念写真大会。規制退場後、バルコニーから見送り。
10年振り再演とか。譲治がダブルキャスト、若松力版初日。
舞台。舞台全体に黒の縁取りがされて「人形劇舞台」。正面大窓に渡る白カーテン。
板敷の床に散乱した衣服。上手にカウチ、蓄音機？、壁に映画女優ポートレート。
下手に三面鏡、小テーブルと椅子1。
お話。谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」。平凡な技師が、魔性の女ナオミに翻弄
され、人生を踏み外し。墜ちていく。
「愛の乞食」な男女、成り上がり成り下がる2態を、たっぷりと濃密に描く。
演出工夫がいくつか。原作を逆回し展開、二人だけの会話として大幅に刈り込み。
豪雨音効の暗転で原作の事件を伺わせ。舞台上舞台で人形劇、童話な世界で暮らす様を
地獄な現実と重ねあわせ。とか。痩せた男は物言う黒衣、理性と客観の申し子かしら。
とか、世界を二人だけのものとして、役者の身体で語らせる。若松力さん。もとより
社会性を失う譲治の愚かさを、少年な物腰と瞳で純化？、やるせない哀しみとして、
見せてくれ。月船さらら さん。台詞いらないかもな スレンダーな美ボディで
まずナオミな存在感。求めて止まぬ、渇望は譲治と重なりながら、すれ違っていて
愚かで哀しい。悲劇、悲喜劇 堪らないねこ。
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