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 モチロンプロデュース「阿修羅のごとく」

 @三軒茶屋 シアタートラム(2022/09/09-10/02 28ステージ)
 全指定 8000円 ヤング券3800円
  @兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 10/8-10 4ステージ

 作:向田邦子 脚色:倉持裕[ペンギンプルペイルパイルズ] 演出:木野花
 美術:杉山至 照明:佐藤啓 音響:内藤勝博 衣裳:戸田京子
 ヘアメイク:大和田一美 演出助手:大堀光威 舞台監督:榎太郎、田中絵里子
 舞台部:元木裕美子 照明操作:溝口由利子 音響操作:中田摩利子
 衣裳進行:竹ノ子博子 ヘアメイク進行:井草真理子 美術助手:新海雄大
 制作助手:新井莉音 フラメンコ指導:振付稼業air:man
 発声指導:蔵田みどり 稽古場代役:中井千聖 小道具製作:佐藤涼子
 衣裳製作:田鎖みさと、岩渕玲子、梅津佳織、アトリエ ハリコ
 宣伝絵画:大宮エリー 宣伝美術:榎本太郎 票券:河端ナツキ
 制作:北條智子、赤堀あづさ、横山郁美 プロデューサー:長坂まき子
 出演:
 小泉今日子:三田村綱子(長女)、竹沢ふじ(姉妹の母)
 小林聡美 :里見巻子(次女)、豊子(料亭女将/貞治の妻)
 安藤玉恵 :竹沢滝子(三女)、マユミ(陣内の浮気相手)
 夏帆   :竹沢咲子(四女)、土屋友子(姉妹の父の愛人)
 岩井秀人 :勝又静雄(興信所調査員)、陣内英光(新人ボクサー/咲子の恋人)
 山崎一  :里見鷹男(巻子の夫)、枡川貞治(綱子の愛人)

 声の出演:宮坂俊蔵、上川周作

 2022/09/25(日)晴 1:01-2:57PM(1'56)南側上手前方 客席ほぼ満席(220人)
 客層:大人客席、女性過半数。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。センターステージ、南最前E列
 北6列、東西2列。当日パンフ A4 1枚。物販。パンフ 文庫本サイズ・しおり付 1500円
 カーテンコール2回後規制退場。

 79-80年TVドラマの舞台化、今回3度目とか。
 舞台。相撲土俵体裁、屋根枠もこしらえ。四隅の台、後に置き電話用。土俵周辺も
 アクティングエリア(荷物注意あり)。フレーム枠大小を持ちこみ、組み合わせて
 テーブルら調度、立てて引き戸に見立てたりし。
 お話。老いた父に愛人がいた。娘四人は母に悟られまいと大わらわ。そんな彼女達も
 男関係では問題を抱えていて。

 女と男と人間、力だけじゃ勝てない阿修羅場所。相撲土俵、ボクシングゴングら
 しゃれおつな御趣向演出が○。すったもんだと愛らしくも、奥深い戦いのありさまを
 見せてくれ。昭和を踏まえながら、今に通じる普遍の生きる人々を活写した
 リライト・倉持裕の腕が冴え。なにより、期待違わない俳優達の活躍ぶり。いずれ
 二役の楽しいこと。とりわけ岩井さんと安藤さんは名コンビ、フラメンコシーンは
 愉快千万、演劇ならでわの御趣向なり。

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