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　宮崎と吉田 野外演劇「本人２６歳」

　＠登戸　多摩川水道橋の下（2023/02/17-19 9ステージ）
　無料カンパ制

　作・演出・出演・その他運営に関わる全ての業務：宮崎玲奈［ムニ］、吉田山羊
　
　2023/02/18(土)晴 1:06-2:14PM(1'08)前方より　客席満員(12人)
　客層：20才代中心、男性過半数。
　客入れ：小田急線和泉多摩川駅 改札口集合。当日パンフ 挨拶書き1枚とカイロ配布。
　遅刻者を待った後、お手伝い青年の後について移動開始。途中、吉田山羊君の身の上
　話を聞かされ。傷つけたくない故、一時障害に陥ったこと。二条の大橋たもとの段々
　にブルーシート＋小座蒲団置き。至近距離で開演。終演後カンパ募り、希望者に
　コーヒーなど供与。

　お話。「自分たちのために、自分達の言葉を取り戻すためにやる、個人的な話」
　（当日パンフ）。公演後の差別的言葉への戸惑い、師匠からの教え（パワハラ）と
　離別の虚無感から抜け出せない、惑い揺れるのも前向きな故という2人の対話劇。

　赤裸々な告白、恐れ、怒りを野外で放つという大胆。賢さと優しさ、幼さの混交に
　チクチク、ザワザワしながら、見守る気持ちで観るねこ。杭は打たれるほど揺るが
　なくなるものと思いつつ。ガンバレとは無責任に言えないし、劇中の2人も言いや
　しないことに好感。ドキュメントの体で結構演劇的。キャラの交換が面白い。
　河川敷の広さを活かし、展開とも後半拡がる演出○。演技に視線を注ぐ通行人との
　遠隔廻向もあり等、偶然も味方につける。2条の鉄骨橋が美しく伸び、少しの間隙に
　密な関係性を感じさせる場も劇的、良い場所を選んだと思うねこ。
　
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