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＠松本 まつもと市民芸術館 トップガーデン特設会場（2023/07/21-23 3ステージ）
全自由（整理番号付）一般4500円 U25 1500円
作：W.シェイクスピア 翻訳：松岡和子 上演台本・演出・装置：益山貴司
衣裳：ひびのこづえ 振付：黒田育世［BATIK］ 音楽：イガキアキコ
照明：林 之弘（六工房） 音響：稲住祐平（S.C.ALLIANCE）
ヘアメイク：赤松絵利（ESPER） 演出助手：渡邉さつき
舞台監督：大鹿展明
主催：一般財団法人松本市芸術文化振興財団 後援：松本市 松本市教育委員会
企画制作：まつもと市民芸術館 助成：一般財団法人地域創造
出演：
羽場裕一 ：プロスペロー（前ミラノ大公）
西ノ園達大：アントーニオ（ミラノ大公、プロスペローの弟）
高田静流 ：ミランダ（プロスペローの娘）
益山寛司 ：エアリエル（空気の精）
生島 翔 ：キャリバン（島に住む怪獣）
曽世海司［劇団Studio Life］：アロンゾ―（ナポリ王）
堀田康平 ：セバスチャン（ナポリ王の弟）
佐藤峻輔 ：ファーディナンド（ナポリ王の息子）
柳内佑介 ：ゴンザーロー（ナポリ王の顧問官）
チョウ ヨンホ：ステファノー（ナポリ王の執事）
武居 卓［劇団theatre LAMPON］：トリンキュロー（王の道化師）
益山貴司 ：ミラノ大公の船船長
市民キャスト:
キャプテン 二瓶野枝、伊藤千恵〈妖精シーリーズ> 、加藤由香〈妖精ジュノー〉、
近藤裕加〈妖精アイリス〉、味澤萌花、井上 桜、上田わこ、宇佐美音和、王美希、
大山莉奈、斧研雅子、織長未妃、柿添和子、草間諒太、黒住祐子、黒田葉瑠、
小池 葵、小泉 舞、越口花梨子、小松睦美、清水 琴、田中資子、豊田結子、
二村明音、野中麻紗子、橋本光彩、平林富美子、松田繭子、松本信江、村上信正、
矢田陽彩、山田光花莉
2023/7/21(金）晴 6:46-8:42PM(1'54)前方上手 客席ほぼ満席（210人）
客層:大人よりに全世代、子供連れちらほら、女性7割。
客入れ:感染対策。検温なし手指消毒任意。半野外だけどマスク着用協力のアナウンス
あり、マスクの配布まではせず。整理番号60番まで3Fへ誘導、開場時30人ほど。
巨大ガレージな屋内に座椅子桟敷2列、雛壇に椅子9列。普通の夏の夜な松本、
時折微風も吹きこんで過ごし安し。当日パンフ B5オールカラー 3ページ。
相関図、役者写真付。物販。地元ビール700円、すももジュース500円。持ち込み可
だけど、なみなみ蓋なしカップなのでこぼさないか不安。カーテンコール2回、
規制退場あり。
益山貴司、劇団子供鉅人解散後2年ぶり演出公演。
舞台。閉じられた会場、嵐の夜から開演。明けると芝生一面、遠く庭園木立と空の
箱庭、モブダンスのパノラマに客席から歓声と拍手湧き。客席側を洞窟への見立ては
音効とも巧くはまり。
お話。弟アロンゾーに領地を追われ島流しされた、公爵プロスペロー。魔法を習得、
嵐をおこし弟の船を難破させて復讐。でも娘の結婚やらもあって丸くなって仲直り。
親しみ楽しめる、お祭りなロマンス劇。距離感○。キャラと役者芝居に愛嬌あり、
もうタップリ。3枚目、道化役はむろん、気さくでお茶目な美男美女（怪力ミランダ
とか）。強面のペロスペローまでユーモアある達観/哀愁おじさんに。
妖精、エアリエルに益山寛司。機転の利くお姉ぶりと軽やかな動きで一番人気。
怪物キャリバン、ダンサー生島 翔の荒ぶる好演。歌う3妖精、流れを変えながら
ダイナミックに舞うモブ妖精達は、ひびのさんの風のようにそよぐ衣装もあって
空間を素敵に彩り、魔法を現出の感。電飾サインバー、蛍光色も効果。奥行きを
活かした演出、遠く離れることが即物的かつ心理をよく映して巧く。微笑み誘い。
闊達な益山貴司演出を久々に堪能、次が待ち遠しいねこ。
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