＠下北沢 OFF・OFFシアター（2023/10/24-29 8ステージ）
全自由（整理番号付）一般3500円 U25(25歳以下)2500円
作・演出: 蓬莱竜太[モダンスイマーズ] 美術:中根聡子
照明:沖野隆一 音響:今西工 舞台監督:田渕正博 演出助手:真砂珠
照明オペレーター:野中千絵 宣伝美術:金子裕美 票券: 鈴木ちなを
制作:岡島哲也 企画・製作:道産子男闘呼倶楽部
主催: 一般社団法人モダンスイマーズ 芸術文化振興基金助成事業
出演：
津村知与支[モダンスイマーズ]：原正太郎
犬飼淳治[劇団扉座]：井坂研二
2023/10/28（土）晴 7:01-8:21PM（1'19）最前方 客席満員（100人）
客層：大人客席、3世代、女性過半数。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。整理番号順に整列、モダンスイマーズ劇団員が
小まめに声掛け誘導、場内も同様。開場時20数人。クッション追加椅子7列。
当日パンフ A5 3ページ。物販。戯曲掲載雑誌。カーテンコール2回。追加公演を
含めて全回前売り完売、最終日は若干当日券ありとか。次回公演は未定。
蓬莱竜太書き下ろし新作。北海道出身の役者・扉座・犬飼淳治、モダンスイマーズ・
津村知与支、文学座・粟野史浩で2014年に結成。ねこは札幌座との合同公演以来。
舞台。下田のモーテル部屋設定。モノトーン調の落ち着き。タイルマットの床は
グレーのグラディエーション。下手に木製机・サービスのミネラルウェーター2、
上手に丸椅子1。壁に不明絵の額縁1。マットは手前上手端まで敷き、カーテン内が
バストイレなのかな。
お話。大学の時落とし物が縁で知り合った2人。お互いの転機、逆転の時を与えたり、
られたりしながらの凸凹パートナー半生。もはや中年、先が見えない今に改めての
追想次第。
終われないぞ、舞台も人生もなと感慨ひとしきり。ベテランが多い客席には沁みる
舞台。美辞麗句終始のサクセスストーリーとは真逆のしょぼくれた、とほほな物語が
いい味出してまあ巧い。愛と呼ぶには気持ち悪いけど、割り切れない、断ち切れない
結びつきが、シニカルな笑いと胸に暖かな感触を呼び。クールとホットなキャラと、
折々の心象モノローグがスパイシーでハッとさせられたりで、飽きさせない。
再演前提の作品とか、忘れた頃の上演を希望。
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