＠下北沢 本多劇場(2024/04/13-05/06 24ステージ)
全指定 前売当日共8000円 U-25 5500円
＠名古屋 日本特殊陶業市民会館 5/9
＠島根 島根県民会館 5/12
＠富山 富山県民会館 5/15
＠大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 5/18-19
＠仙台 電力ホール 5/22
作・演出：倉持裕[PPPP] 美術：中根聡子 照明：杉本公亮 音響：高塩 顕
衣裳：チヨ（CORAZON） ヘアメイク：大和田一美（APREA） 演出進行：松倉良子
舞台監督：幸光順平 制作：近藤南美 制作デスク：大島さつき
宣伝：る・ひまわり 宣伝美術：坂本志保 ＨＰデザイン：斎藤 拓
プロデューサー：大矢亜由美 製作：（株）M&Oplays
出演：
林 遣都：野坂宇一（幻想小説作家 屋敷に長逗留）
藤間爽子[阿佐ヶ谷スパイダース]：山室瑞枝（征太郎の妻）
柄本時生：西城好朗（野坂の友人 連れ戻しに来る）
新名基浩：石森政男（屋敷の書生）
佐藤直子：江見文子（屋敷の女中）
山崎 一：山室征太郎（屋敷の主人）
2024/04/15（月）晴 6:04-8:09PM（2'04）後方下手 客席満員（360人）
客層：3世代、20-30才代中心に女性8割。
客入れ：感染対策、手指消毒任意。当日パンフ無し。物販。パンフ B5 1000円。
座談会、対談収録。カーテンコール2回 野坂さんソロあり。
倉持裕新作。
舞台。旅館かというレトロな和洋折衷部屋、中庭に面した横幅一杯の格子窓、
向こうは宴会場らしく影絵で知られ。部屋内にクロスが掛かった丸テーブルと
椅子2、上手端に小机、下手板の間〜出入口設定。正面シースルーの壁を隔てて、
客席手前に廊下、両端に苔むす石小庭。上手に階段、更に奥より玄関へいたる設定。
お話。迷路のように入りくんだ屋敷。主人の女房を助けたのをきっかけに招かれ、
「出口がわからない」と友人にうそぶきながら居続ける男。彼は知られた幻想作家で
年の離れた主人夫婦、とりわけ妻の眼差しにミステリアスな物語を見いだしたのだが。
大ごとではないのに（実は…あるけど）、心の動きのドラマチックなこと。台詞は
ないのに、猜疑心や悋気で揺れたり荒れたりの表れがええ案配で滲み出ること。
それら、細やかもテンポよい会話の隠し味と効いててまあ面白い。出来る役者を
揃えて、存分に味わうことでき。開閉窓（断ちきり音と空間演出）と影絵座敷装置
（非現実感）がエグイ。作家役・林さんがなにもしなくともカッコいい。時折、
念波のような気に圧せられるときあり。主人妻役・藤間さん、スッとした佇まいと
所作、よく通る声が素敵。
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