前頁 ] ホーム ] 一覧 ] 次頁 ] 


 ナイロン100℃ SIDE SESSION#4「インスタント・ポルノグラフィ」

 @代々木・フジタヴァンテ(1997/6/13-15 4ステージ)全自由前売り3200当日3600
 作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ  照明:関口祐二 音楽:中村哲夫
 衣装:上田まゆみ 振付:長田奈麻
 出演:明星真由美、大倉孝二、長田奈麻、松永玲子、新谷真弓 他全23人

 1997/6/15(日)晴れ 2:10-4:30PM 脇椅子席から 客席超満員(桟敷140椅子90)
 客層:20才代前半、一見学生風。なんつうか線が細い子が多い。役者もちらほら
 (ジョビジョバとか)椅子席後方2列は全招待席、なんだかなあ。
 客入れ:大海原な桟敷に客つめつめ。死ぬほどじゃないけど、体育座り要求はあ
 んまりでしょう。長いし芝居。    

 舞台。ピンク、ブルーと妖しい明かり。あの時声、伊勢佐木町ブルースとか、H
 系なBGM。若干高低差つけたフローティング舞台。下からも明かり。天井モニ
 タに古色蒼然な色合いで、ぼけありすぎ??ポルノムービー。      

 お話。老い萎えた体故、浮気な若妻に嫉妬愛、な作家を取り巻く三角一杯関係。
 まあちょい小遣いもらえれば、危なそうならやめればいいじゃんな、援助交際な
 女子高生達、と倦怠期なんだか夫婦の遊びな夜、とその子供兄妹それぞれの片思
 いラブ。の二つ世界がこうなんか絡まったりラブラブ。      

 ドラマみたいにドラマ。わかりやすく、エキセントリック、でセンチメンタル。
 乱入するギャグとナンセンス、単純変でおかしい。2つの世界がこれでもかと、
 絡まる面白さな面白さ。そのまんまなら、べたしちゃうとこをポップに、酷くな
 っちゃうとこ、なんかコミカルに。とても旨い味付け◎。本公演より好きねこ。      

 役者。健康の役者いない。でも、大倉孝二。自信もって遊んでて◎。長田奈麻。
 いつまでもかわいい、生意気そう、巨乳○。明星真由美。勇気もてるよな力強さ
 ◎。新谷真弓。なんか変、一家言ありそうで○。      

 注、以下ねたばれあり。
●おもな構成(細かい部分略。絡まる場面もほとんど略。)
1作家と若妻京女。萎えたからだ作家、ぴちぴち妻。妻の不満を勘ぐる作家は、日
 記をわざと若妻に読まして。
2援助交際。茶店。いい男いないし。兄が好きなの。男、ウェイトレスの腰に巻き
 付いて。気づいてもなんだかな周囲。>3伝言ダイヤルいろいろ。倦怠妻はいろ
 いろと。>4レズ漫画家。アシストにいやらしいネームを読ます先生。電気屋、
 ビデオにコンドームが。なんで?。
5作家と。若い男にちょっかいな若妻京女。三角関係。若妻、風呂で倒れる。
6援助交際。指輪ほしい。いい鴨なしゃぶしゃぶ親父にお願いしよう>7倦怠妻、
 SMAPじゃないあんたなんて。なんか若い男が女追いかけ回す。
8倦怠夫婦。仕事でくさくさ夫。伝言ダイヤル妻。兄ラブ娘>9作家。嫉妬で快楽
 倍増計画、気絶している若妻京女写真とりまくり。
10援助交際。しゃぶしゃぶ実は倦怠夫と女子高生はカラオケボックス。マスカット
 口に含んでちょうだい、アルコール漬けするんだ。仕事電話、倦怠夫。電気屋が
 なんだかカラオケを修理に。>11兄にラブ妹。ソープ嬢になったら最初のお客に      

12ダンス>13駅員と掃除おばさん。忘れ物届け女。すげえぜこのバックとバイブ一
 杯のバック。ひっつかんで女逃走。女、絵に描いたような悲惨な生涯を唐突回顧
14レズ漫画家。電気屋、TVに巨大だけど見えないカメラ仕込み。以下のシーンを
 ビデオを操作するようにして>15作家。若妻は若い男と2人。またがる女。>16
 レズ漫画家。夢、馬として快楽を。そのアシストの原稿破る、レズ漫画家。>17
 Hビデオみる男達、後方にちんぽのかぶりもの、さまざま反応して起立礼。筑紫
 テツヤで起つなよ>18レズ漫画家、沼に沈められたアシスト復活。結局帰る。怒
 り心頭なアシストと編集員は、レズ漫画家をぼこぼこに。
19倦怠妻は若い男とホテル。作家若妻京女は若い男とホテル。倦怠夫婦息子は援助
 交際の指輪欲しい子とホテル(指輪欲しい子は援助交際なお金じゃなく、友達か
 ら借金しても買おうと。昔恋人な(息子)からの不足分+は断るけど。)真っ赤
 な太陽なBGM。     

20倦怠夫婦。受験試験会場から行方不明息子。実は彼、電車で痴漢してあげられて
 >21スライド切り絵。作家若妻京女と倦怠夫婦息子の奇妙な痴漢協定。>22倦怠
 夫婦夫。恩師である作家に相談に。>23倦怠妻。若い男にだまされ、でも逆襲。
 生きる勇気、愛しているものがだれなのか新たに思い出す。
24倦怠夫婦。家。滑り止めしか受からなかった息子。浪人?学歴なんて、人として
 親として息子にいうことあるんじゃないか。偉そうにいうなと妻激怒。倦怠夫、
 着服ばれる。激怒で上司にけり入れ、夫まもる妻。>25作家。死んだ作家。>26
 倦怠夫婦。兄妹。嘘付くなと妹に怒る。Hできなかったと回想。
26エピローグ。倦怠夫婦家。援助交際な子達と倦怠夫婦夫じつはしゃぶしゃぶおや
 じ、痴漢息子と出会って、えー。>27作家亡き後。若い男、その妻、作家未亡人
 な3人の万事巧く行く奇妙な協定。