ホーム ] 一覧 ] 次頁 ] 

 
 泪目銀座第3回公演「春まるだし」

  @新宿・シアタートップス (1998/1/2-11 15ステージ)
 全指定前売り3800当日4000 
 作・演出:福島三郎
  出演:有馬自由、植本潤、岡山はじめ、桂憲一、菊地均也、
 高田聖子、谷川清美、西田薫、福本伸一

  1998/1/5(月)晴れ 7:40-9:45PM 最後尾より 客席超満員(160人)
 客層:20才代女性中心で幅広く。会社帰りのおじさんもちらほら。
 客入れ:当日券。階段席座布団席含め、23枚。販売開演1時間前で15人ほど列。席
 は最後尾1列と上手ボックス分で15名分。制作はきっちりしてて○。遅刻客配慮で
 手前席を空かせる、車椅子に座って観劇のお客さんの誘導など、手際よく。

 小劇場の若手人気役者を集めての公演。
 舞台。白木に定式幕な高座。末広亭の2F状態な後方席。幕が開けば、ロッジ風な造
 りの喫茶店。ちょっと古びたな親しみな。中央カウンター、上には藤棚?。手前丸
 テーブルに籐椅子。下手奥が母屋の入口、上手にお店出口、正面窓からは外の階段
 を降りる人の姿が見えたり。
 お話。落語サークルをつくって大晦日に寄席を開く高校生達。とりの噺は彼らの今
 に未来を空想な新作落語、そのまんまに12年の年月が経ち、再会して・・。

 恥ずかしげな楽しさとほろ苦さ。高校時代と12年後の今の場面を交互にしてそれぞ
 れの姿を重ねる。後半、定番な辛いお話になれど、沈みっぱなしでないの○。話を
 繋ぐのは、主人公なおちこぼれ落語家(有馬)の弟分(植本)。売れっ子噺家でも
 気のいい奴。本編には部外者の違和感あれど、植本さんの華やいだ明るさは新春に
 ふさわしく○。高校生達の遠慮がちのどうしたら?な恋やら、秘密絡みのどたばた。
 大人からみれば、かわいいシリアスに微笑みねこ。役者の個性活かし、展開テンポ
 よく。お話が狙った風、尻切れだったりで?だけど、気楽

 [月間一覧