猫100℃ー（ねこひゃくどしいぃぃぃぃぃぃ）「山脈」
＠中野 ザ･ポケット (1998/5/26-29 4ステージ) 全自由 前売2000当日2200
作・演出：ブルースカイ
出演：（猫ニャー）小村裕次郎、池谷のぶえ、島田圭子、池田エリコ、西部俊宏、
加藤美穂、崎野雅司 （NYLON100℃）安沢千草、廣川三憲、澤田由紀子、新谷真弓
大山鎬則、仁田原早苗
1998/5/27(水)くもり 7:00-9:05pm 前方より 客席ほぼ満員(160？人）
客層：20才代中心に幅広く。男女半々。客入れ：前日予約。なんか早め入場の可能
の不思議（予約整理no.30番台）。ゆったり埋まる客席。
始めナイロン公演後のレイトショー；１時間公演予定。が出世して？２時間超版に
結果、満足できる盛り込みで◎。２劇団合同公演、当初候補名は「ナイロンニャー」
つう、なんかすげえ脱力なものだったそう。
舞台。折り線グラフ状な山脈、に飛ぶウサギと、太ったなんかとかのシルエット。
お話（細部、枝葉は省略）。山で３日も迷う女子大生３人。昨日（！）の新聞じゃ
救助隊は諦めの体、後悔してると報道され憤り。その１人は離反。実は人喰いの山
姥から仲間を救うがため、ないい話！？。もう１人の行方不明の子はちゃっかり下
山済み。地元オイスター救助隊に救助を求めるも、救援なんかしたことない救助隊
で×。噂の凄腕レスキューガイ、でも、高額料金取り、ブ◎ックジャックみたいな
、に助け求めるも△。その間、山姥と女子大生のエモーショナルな芝居、ガイの少
女助手、ピ◎コですね、に恋慕な本箱青年・ホンダーナン、彼を恋い慕う地味な女
らの酷い芝居、なんかドミノ倒し、中途半端な客いじりが展開。なんかあったらし
く、助けを求めにきた女子大性といい仲になったガイは、苦手な隙間明いたトイレ
のアメリカへ。遭難していない大金持ちから救助の依頼がきたため。その女子大生
強面Ｓ女に酷にされ、助手少女に救われ帰国。さて、彷徨う女子大生２人は山姥の
家で別れた仲間と再会、ゆるく軟禁状態に。強い山姥と戦うより、山姥を味方に付
けて救助隊と戦う方が得策？と気づき出立。そこになんかレストランを開業しちゃ
ってたガイと助手少女が救助に。ガイを退治するのよと強面Ｓ女とえー恩があるの
に、挨拶しましょうかという救助隊ら一同と対峙。そこな場で山姥とガイ遭遇。
そこで驚きの真実。「山姥とレスキューガイは姉弟だった」。垂れ幕、舞台をめくる
とそこにも掲示。でおしまい。と思ったら、駅までの帰路、商店街のそこここにラスト
の文句書いた紙がゲリラ掲示されてあり。笑うねこ。
呆れるほどおもしろい。近年ナンセンス系じゃ出色の作品。完全な無意味さがとっ
ても快感。いままで猫ニャーよりすっきり、まとまりよくつうか安定した印象もあり。
広く深くオススメ。行方しれずの展開、芝居自体も放棄したりのとりとめなさ、
やりたい放題のアイディア、持ち前のとても変な会話。まっとう顔、たっぷり思い
入れの真摯な外観の芝居で、そうする意味さえない内容。とってもくだらなく、無駄
ですばらしい。なにをしてくれるかと、終始わくわく、大笑いねこ。たった４ステージ
なのがもったいない。
役者。どっちかつうと地味な猫ニャー役者。今回、ナイロン役者の押し出し強く、
派手めかわいいめ軽めな味わいが加味されて○。猫ニャーの演技派、小村裕次郎
（ガイ）池谷のぶえ（山姥）池田エリコ（凄腕？隊員）◎。特に小村、池谷。意味の
ない、たっぷりとしたいい芝居がおかしくて◎。
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