猫ニャー 第11回公演「弁償するとき目が光る」
＠池袋・東京芸術劇場（小２） (1999/7/9-11 6ステージ)
全指定 前売2000 当日2300 (10朝のみ。他+500)
作・演出：ブルースカイ 照明：山口功一 音響：鏑木知宏 映像：全快娘
衣裳：岸田朋子ほか 大道具：筒井昭善 小道具：高橋泉
宣伝美術：ノリミズミカ 制作：笠原直樹ほか
出演：
池田エリコ ：中間（なかま）トモコ（弁償性発光神経症の人）
池谷のぶえ ：竹下カナエ（竹下通りを先祖代々守ってきた人）
西部トシヒロ ：竹下マモル（↑の息子。母親にだめ出しをされる人）
立本恭子 ：精神科医 椿（中間の担当医）
大口誠 ：林 （↑の助手）
南サウス ：強盗剣持、変態内科医
崎野津司 ：強盗田辺、ジェイコブ
小村裕次郎 ：火柱泰三、黒沢（多重人格者、天才精神科医師）
桑田ハムコ ：金子（中間をいじめるユニット・リーダー）、銀行員り力
加藤美保 ：加代（↑ユニットメンバー）、銀行員ミキ
乙井順 ：リンダ（↑ユニットメンバー）、銀行員カオリ
森知恵 ：黒沢チヅル
木村泰時 ：13号機、ホットドッグ屋
小澤敏彦 ：小澤さん、警部
森雅紀（フルネルソン）：ファルコン、恋に落ちる男
1999/7/10(土)晴れ 11:05-1:20PM(2'15) 中段より 客席ほぼ満員(300人)
客層：20才代中心。小劇場の中心層よか一般よりな印象。男女半々。
客入れ：当日券、開演１時間前から。25枚、後はキャンセル待ちとアナウンス。
販売時でその位人数の列。回により当日券がでない日があるとか、事前確認要。
ナンセンスなセンスで注目、ブレイク寸前の猫ニャー。中規模劇場に初進出。
舞台。あれこれと調度（椅子関係）入れ替えて場面転換。冒頭はバスケットボール
のゴールネットと病室ベットの組み合わせ。なんか変だなな。
お話。弁償するとき目が光る病気に意気消沈、５回も自殺未遂のトモコ。回復後も
なんかなげやり。担当の女医・椿まで全然やる気なさげ。ところが、トモコが父が
駅長をしていた原宿駅を「遺産相続」、Ｊ○が巨額で買い取りに動いていると聞き
椿はがぜんやる気。治癒したら遺産を頂く約束とりつけ、どんな患者も完治したと
いう、幻の天才精神科医・火柱を探し出すことに。その火柱は実は多重人格、今は
精神科医の人格は消失。がいい人な人格は一代決心、医師の人格を呼び戻すため、
自ら多重人格症を再発させることとする。果たしてトモコは完治するのか、そもそ
もそんな愉快な病気になった原因はなんなのか。原宿駅奪回に燃える・竹下通りを
治めてきた一族とＪ○職員、いじめに人生掛けてる人、などタガが外れてる周囲の
思惑も絡め、行きつ戻りつ謎は明らかにされていく？。
よくわからん裏切りの連続が期待通り。で楽しいのは相変わらず。芯となるお話に
ガジェットたくさん、つうかほとんど。病院？銀行？宇宙船？、巨大おばさんの○？
と脈略なく転換する場面。ここはどこであんた何者？な不可思議に進入するキャラ。
明後日にいっては、尻すぼみな枝葉ばかりの会話。かくあるべきつうエンゲキ
スタイルの破壊が延々。演技、構成など見せる技術や装置がグレードアップした分
その無駄ぽさが増してて○。でも、穏やかテンポでの一見まとも顔の進行に睡魔、
感じちゃったねこ。寝不足だと、本気で寝ちゃうかも、今回みたい、朝の回は。
客席からの舞台の見難さ、静かめ会話で声が聞き取りがたいとか、損してるとこ
あり。
役者。声が大きい、通る役者に好印象な今回。相変わらず下らない演技も浸って
熱演の小村さん、狂いきりの母親役・池谷のぶえさん。は相変わらず◎。
次回は１２月。初の大阪公演（＠ＯＭＳ）あり。
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