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 1999QUEST 「Devil Wonderland」

 @下北沢 駅前劇場 (1999/8/4-11 11ステージ)
 全指定前売り2700当日3000 8/10(火)のみ自由2000

 作・演出:トクナガヒデカツ 美術:松本わかこ 照明:田中徹(テイク・ワン)
 音響:河村徳子 舞台監督:富田聡 宣伝美術:齋藤稔 衣装:若原工房、土岐香織
 制作:左部貴光ほか 企画製作:1999QUEST
 出演:
 伊勢直弘 (ヒカル 地上に堕ちてきた魔界のプリンス)
 徳永秀勝 (クダラ ヒカルの異父兄弟。下級悪魔)
 杉原櫻子[MOTHER] (イヴィル ヒカルのフィアンセ)
  *小代恵子休演、代役に杉原櫻子。
 若原幸 (マイ)
 佐藤仁美 (メイ ヒカル、クダラの母親。)
 名嘉座元史 (サタン)
 市川雅之 (ラルク 反乱者。ヒカル墜落を企む)、高橋弘幸(ベルセパブ 怪人)
 大春ともや (タツオ)、宮久保祐紀 (アミ)、池田未央 (ユニコ)

 1999/8/8(日)晴・猛暑 7:05-8:40pm(1'35) 中段より 客席満員(90人)
 客層:20才代中心、女性過半数。
 客入れ:誘導常駐1名。全椅子の指定席なんで混乱はなし。前後に余裕(6列)
 ある席配置◎。中央に通路があると、さらに良。ビルの外にほどよく冷房してるの
 掲示あり。ホンと適度で○。折り込みパンフに最小限内容。物販パンフなし。

 2年ぶりにみたねこ。2000年な来年は劇団名を改名するみたいね。
 舞台。緑色のネットを周囲(森?)、そこに朱色の柱をいくつか巡らして。

 お話。地におちた悪魔・ヒカル。しかし、なぜそんなことになったのか記憶曖昧。
 兄弟な下級悪魔・クダラは帰るすべがあるというが、具体的に明かさない。
 (中略、人間界での学園生活模様)。ヒカルを妬ましく思い続けてきたクダラ。
 反逆者ラルクはその心を利用、魔界の後継者・ヒカルが力を得る前に亡き者に
 しようとしたのだ。忘我の訳は地上に立つ間際、心ならずも友人を殺した男の邪心
 と交差したため(かな?)。ここまでくれば、もはや引っ込みつかないクダラ。
 ヒカルとの死闘が否応無く始まるのだった。

 前半、アニパロ。後半、ダークファンタジー。ダンスとギャグのサービスたっぷり
 相変わらず。美男美女の役者(元コギャル沢山とか)もそう。バリバリのダンスは
 広くはないステージに余るほど。衣装はカバーオールにテーピングしたりのチープ
 なコスプレもの。ちらり露出のセーラー服はおじさん達へのサービス!?。

 全体、薄い印象。決めるけど、マンガのりでずっこけの持ち味、今回は後者勝ち。
 揚げ足取りのような、既存ギャグが多。徳永さんなら、しゃべくりで辛うじて押し切る
 けど、他の役者さんは辛し。客席が寒かったねこ。物語部分は後半急展開。
 あれこれ盛りこむけど、消化不良の感。よくわかんないのは、台詞でまとめちゃった
 せいかしら。今時珍しい、物語志向の劇団でもあるし、改名を機に打開期待。
 
 役者。以前はもっと濃かったような。客演の杉原櫻子さん。一番生き生きとして
  自由なのがちと皮肉。

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