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 演劇弁当猫ニャー第2回公演「コスモ☆プロジェクト 〜地球、そして宇宙〜」

 @池袋 東京芸術劇場小ホール2 (2002/4/24-29 9ステージ)
 http://www.geigeki.jp/
 全指定 前売2800円 当日3000円
 
 作・演出:ブルースカイ 舞台監督:筒井昭善 美術:秋山光洋
 照明:山口功一 照明OP:シバタユキエ 音響:鏑木知宏
 映像:上田大樹[instant wife] 小道具:四方智子 衣裳:速水由樹[A.C.T]
 宣伝美術、グッズ、Web:駒場令子、安岡亜蘭 演出助手:安彦晴江
 制作:梶縄佳世、山崎全子、小野塚央 製作:管理事務所
 後援:財団法人セゾン文化財団
 出演:
 池谷のぶえ :コスモ・プロジェクト総司令官
 西部トシヒロ:幹部役員ニシベ、三吉ほか
 加藤美保  :幹部役員カトウ、長老ほか
 咲野雅司  :男のレポーター、幹部役員サキノほか
 立本恭子  :女のレポーターほか
 乙井順   :副司令官の妻、アケミほか
 細川洋平  :副司令官、ハスラー風の男ほか

 荒井隆司  :幹部役員アライ、トシオほか
 市川明日香 :遺族の娘、キョーコほか
 久保貫太郎 :幹部役員クボ、二代目組長ほか
 高木康寿  :不倫相手の妻、弁護士ほか
 野原由理  :遺族の妻、弁当配達人ほか
 坊薗節子  :幹部役員ボウゾノほか
 和田瑠子  :弁当配達人ほか

 2002/4/27(土)晴れ 3:07-4:02PM(1'55) 前方より 客席9割(270人)
 客層:20歳代中心、男性過半数?。
 客入れ:指定席なんで楽ちん。東京芸術なんでちと見難し。客入れ時にドラマ仕立て
 のPR映像投影。折り込みパンフ。B5 4ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定掲載
 次回公演。12月スペースゼロ、1月大阪rise-1シアターで新作。物販。割り箸(100円)
 メモ帳(200円)、Tシャツ(2000円)
 

 2005年弁当屋開業を目標とした、劇弁猫ニャー第二弾。ブルースカイ2.5年ぶり長編。
 舞台。SFものの宇宙船基地とかにあるような、ハッチ壁。手前小階段でやや上がり。
 お話。超巨大隕石が地球に衝突。ばかばかりの人類はなんとかしようとするが。
 より具体的には下記参照。

 お弁当屋の志にいいのか下ねた。いつになく、う◎こねた大盛り。と、とち狂った
 自暴自棄ナンセンスを、既成演劇のお澄まし顔でごく丁寧に描き。無理無駄無意味の
 連続に脳内麻痺ねこ。しょうもなさ過ぎの下らなさはパロディやギャグを超え、
 独特の毒、悪意を振りまき。馬鹿に紛れてアナーキー、であるのがらしいところ。
 どんどん、お客を困らせる「箸にも棒にも掛からない」作品つくりを期待ねこ。

 役者。池谷さん。いい声いい演技で下らない芝居、まったく無駄で◎。彼女と対峙
 できる、パワフルなツインボーカル片割れみたいな、役者がほしいですねこ。

お話覚え書き。人類存続の頼みの綱、コスモプロジェクト再び失敗。殉職したスペー
 スシャトル・パイロットの葬儀。沈痛にTVレポータ、でも遺影はアナゴさん@サザ
 エさん、しかも全員。弔問客みんな変、つうかばか。今のきもちは鼻くそほじり。
 泣きながら鼻くそてな具合。他局のレポータは、遺族は俺だ宣言してるし。肛門から
 はまづいものがでたり。女レポータ、とちくるったか下半身まるだしに。威風堂々の
 曲に合わせ行進、そのまま帰社。電車とかではみんなびっくり。上司に怒られて
 ぐすん。

 女レポータ、悲しみの内に、浮浪者姿で堂々とした天使の羽をつけた女(池谷)と
 であい。いー声でマン毛をしまうよう言われ。彼女こそ、コスモ☆プロジェクト
 総指揮官コジキ。女レポータに、マン毛を勘違いしていると指摘。レポータ、
 ショック。電車で老人に席を譲るのって、おもいやりというマン毛ですよね?。
 ちがうのかあ!。信じていたものがマン毛でないとわ、もう立ち直れない。
 実は、総司令間コジキは、マン毛レポータの生き別れの母であるとか、伏線を語った
 りして。

 国際救援なんだか世界本部。ただの事務所然としょぼい。制服がなぜかナチスぽい
 とか、在日米軍ぽいとか、いい加減。幹部役員カトウが辞めるといいだして、一同
 びっくり。予算が底をついたことに気づいたという。残金、8万3千円。あー、1次と
 2次で何百億円もつかったからだあ。対策として文房具をけちるみたいな、節約ぽい
 ことをする一同。呆れて、ツッコミカトウ。8万でできることを考えよう。ロケット
 とかじゃなくて、中古車なら買える。事故で内臓破裂させて、とか邪な上に無駄な
 ことを考えるスタッフ。そうじゃない、中古車には希望を乗せるんだ、と感動ミュー
 ジカルぽくして盛り上がり。だから、なんなんだよな。

 そんな所に、弁当屋が昼食の高級懐石弁当、しめて22400円なりをもってくる。
 ともかく、食べましょうよ、と前向きなんだか馬鹿なんだか。しかもまだ10時。
 看板屋がくる、隕石衝突まであと何日とか数字いれられるやつ。残金1000円。
 私がいてもなにもできない!!と絶望するカトウ。慰められてしんみり人情劇。
 1000円しかないけどっ。

 総司令官コジキ登場。とんちんかんに誉めたたえ。スカトロ趣味らしいカトウは
 我が意を得たり、私の時代がきたと一転御満悦。先ほどの心配事など無かったように
 すげえ早食いで懐石弁当を食べ始め。総司令官コジキは辞任表明。ええ!!。
 そこに、首もち族(片手に自分の首をもってる一族)の副司令官がサイボーグ009
 制服もどきで登場。なんかイヤミな嫌なやつ、プロジェクトの体たらくに悪態。

 (どこでだったか)、死んだはずの幹部西部が生き返り。みな、なんとかしようと
 する意欲だけはみせる。絶望的な状況を認知しながら、みんないい顔だわ!と感動、
 それでよしとする総司令官コジキ。
 (ビデオ。墜落する隕石。織田●二の鼻穴はまるでブラックホール、隕石飲み込み)

 電車社内。不倫情事の帰りらしいカップル。男は女に粘着質に迫り。女、これきり
 の関係だったはずといったのにと、困り切り。偶然、女が首もち族と判って男の態度
 は豹変、騙されたと切れまくり。傷心の首もち族の奥さんを慰めるマン毛レポータ。
 首もち族の辛い気持ちが判るわけないと突っぱねる奥さん。でも、マン毛丸出しの
 自分も惨めとレポータ。パンツを履きたいけど、できないことを嘆き。奥さんに
 励まされて、パンツをはこうとするが、ぶち切ってしまう。わーん。

 副司令官はじゃけんにされて、くさって飲んだくれ。一族の仲間(職人兄と妹、長老
 とか)にからかわれ、首をとられてたして。意地っ張りの副司令官と仲間のなんか
 いいファミリードラマ風。みんな、首を掲げ持ってて異様だけど。職人兄が古文書を
 もってくる。120年毎の大首祭り。こんな時にやることはない、やめるべき。
 副司令官は帰宅、電車の不倫女はその妻。やさしい言葉を互いに掛け合いたいが、
 些細な事ですれ違っていく、首もちの2人。

 コスモプロジェクト、24時間体制。気合が入る職員は、絶対5時になったら帰ります
 からといいはり。でかいうんこのせいで幹部カトウは首に(だっけ)。嫌われものの
 副司令官ではなく、独自に総司令官を選ぼうとする隊員達。次期司令官候補は
 「アルマゲドン」の監督、名前まちがったけど。副司令官の策略で閉じ込められる
 一同。兵糧攻め!、飢え死にかよ。うんこって、食べられるのかなと考える者あり。
 ぜんぜん大丈夫、と口の廻りにつけ笑顔で応えるカトウ。でかかったマン毛レポータ
 のうんちはどんどん、引抜かれていく。そんな間、司令官な母親の声が聞こえてくる
 、さあ心の翼を広げるのよ、娘よ。あ〜ん!?。

 マン毛レポータは昏睡状態に。肛門が熱い。肛門が熱い子こそ、実の娘・なつみと
 看病する、総司令官コジキ。病床にはバス停、肛門に屋根がつくられ。いつしか
 手入れが母親の日課となっていく。ある日、税務署から「肛門税」の取立人が、
 肛門に秘書が、映画化の企画、プロデューサーまでも。歴史になつみの肛門は名を
 残すのか。と、なつみはしだいに消える、というか手足とか外れていき、
 お尻と肛門だけになってしまう。元総司令官な母親コジキ、娘をお尻だけ、肛門だけ
 にはさせやしない。そんな間もずっと、クールにビリヤードしてる伊達男あり。
 肛門がみた夢、それはいつかナインボールがしたい、というものさ。伊達男は肛門の
 化身らしい。総司令官な母親は、娘のお尻が帽子のようにかぶれることに気がつく。
 かぶって、娘と一体化。前後の間違いを娘に指摘されたりして。

 首もち族の職人兄は、祭りの準備にわらわらと。弁当屋の2人はお尻をかぶった、
 元総司令官コジキに動揺。やくざの事務所に忘れた割り箸を届に行って、思わぬ
 出会いする弁当屋姉。生き別れの妹が拉致監禁されていたのだ。お尻がかぶれるか
 ?の答えにかぶれるにきまってるの一点張り。なわけねえだろというヤクザと押し合い
 問答。できないと答えるまで返さないとヤクザ。

 隕石衝突まであと、3日。もう新しい総司令官を探すのは無理。ならば育てる、
 でも人じゃ無理。成長が早い小松菜を司令官に育て上げる事に。グッドアイデアと
 思ったが、元総司令官になにを考えてるのかと一喝され、しょぼん。それでも決意に
 満ちた一同の顔をみて、いい顔してるわ〜と、元総司令官は感心。

 弁当屋・姉は、妹を救うために当のヤクザを男と見込んで、救出を依頼。(なんか
 わけわかんないけど)いいカッコがしたいのかヤクザは快諾。今までの監禁していた
 女を助け出す。一緒にいた顧問弁護士と監禁されていた当人は唖然呆然。

 副司令官はほうれん草。すぐ食べられるものって、目的はどこへいってしまったのか。
 元総司令官コジキは、副司令官を悪魔と呼んで対峙。意味もなく、取り敢えず
 冬支度をした弁当屋。妹はお尻を被った元総司令官コジキとであって、どんなもん
 だい顔。お尻はかぶれるんだ!。元総司令官コジキは、マン毛レポータ・娘アケミ
 との約束を果たしたと(なんだっけ)

 首もち族は祭りの真っ最中。でも、どう見てもタダの縁日?。これでは、ちんこ切り
 してまで望んだ、職人兄は浮かばない。ヤクザが娑婆代を取りに。そんな内に隕石
 衝突まであと5分の知らせ。なんとかできないのか。西部は5分で寝る事ができると、
 期待の星に。寝てどうなる物じゃないけど。どうにも寝付けない。そこに嫌われもの
 の悪魔と呼ばれた副司令官が子守り歌を聞かせ。昔のいい人に返ってよかった、
 それに西部も寝付く事ができたし。間に合って(隕石のことは明後日にして)
 よかったねと和む一同。

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