中村有志 ソロ・ライブ「愛とバカ ユージ」
＠ラフォーレミュージアム原宿（2003/2/28-3/1 2ステージ）
＠大阪 近鉄小劇場（全指定）3/10-11 2ステージ
全自由（整理番号付）前売3800円 当日4000円 R-15（中学生含・15歳未満入場禁止）
作・構成・演出・出演：中村有志
舞台監督：比嘉正哉 照明：黒田耕一郎 音響：眞澤則子 美術：松本英明
衣装：山本有子 チラシデザイン：50 BAN GRAPHICS 写真：平間 至
公演協力：ラフォーレ原宿、ラップネット 後援：ニッポン放送
2003/3/1（土）雨 7:08-8:28PM(1'20) 後方より 客席超満員（500人）
客層：20-30歳代最多に老若男女。おじさんの2,3人組結構。
客入れ：開演も近い時間に入場したので、詳細不明。会場前ロビーで傘と大きな荷物
預かりあり。桟敷３列、平床と最後方雛壇に椅子席11列。両壁際にも座席設置。
横に広く(40席）、両脇に柱がある会場なので、見切れがあったかも。折り込みパン
フなし。物販なし。
二年半ぶりのソロライブ。「R-15」の入場規制あり。
舞台。背後にキャラ衣装、コート、スーツ、ドレスとか。休憩用テーブルと椅子。
両袖は山のように花。
構成。一人芝居オムニバス。着替えをみせながらのイッセー尾形式。詳細（ややねた
ばれ）を末尾。
一ひねり設定できっちり一人芝居。バイオレンスとエロものパロ中心。極道一家内部
の抗争を、ペットを巡る女性達のせめぎあいになぞらえたのとか、笑い。何にせよ、
姉さんキャラ◎。全般、職人技芝居でしっかりキャラ造り、普通に笑える仕上がり。
さすがの高水準だけど 巧いパフォーマだからこそ、冒険もしてほしかったな、と
思うねこ。
主なねた
１腰位置にタオルだけの裸男。いい女でもみたのか、股間がもっこし、まずい。
２夫婦漫才。相方の女性を手でマイム表現。股間をかくな、触るな、しゃべってよ。
３・満員で行列の定食屋。そんな事は気に掛けず、カウンターのおばちゃんは言い寄っ
てきた男のことで愚痴話をたらたらと。鼻声のおばさんキャラがねっとりと○。
・口が悪い両親に、子供はクリスマスケーキが食べたいとねだり。長女がケーキを
もって遅い帰宅。逆上した父親はケーキを、長女を。子供は泣くしかない、
とほほ。
・「賢者の贈り物」
（それぞれ転換に、清涼なスカボローフェア♪の歌声にのって、鳥のようにゆっくり
羽ばたき舞うマイム。）
４性の研究報告。ピンクの白衣にでかいサングラスの男。檻の中、動物の交尾を観察。
「動物」の例は動物じゃなくなって。
５「仁義なき戦い」広島、三姉妹の家。義理から猫・ユキオをアパートで飼うことに
なる。次女ヒロコ一人に世話が押しつけられ、オオコ姉さんは文句ばっかり。耐える
ヒロコ。いいかユキオよ、お外ではな、狙らわれる者より狙う者が強いんじゃ。
長女・オオコ＝松方弘樹？、次女・ヒロコ＝菅原文太？、三女＝田中邦衛の
声色で。割烹着姿がなんともよし。
６性の研究報告。精子戦争。女性が浮気をする、どうしようもない訳。
７サラリーマン狂言。ねずみ色のスーツ姿、腰を下ろして歩き。このあたりのもので
ござる。正確には営業の田中というものでござる。（経理の人間とつるんで）いざ〜
キャバクラへ！！。ござる言葉と狂言の仕草でとんでもない狂言話。
８カピタン・サンダル。そのサンダルを履くと、我を忘れてキレテしまい、暴力を振る
ってしまう。男女のいさかいから始まったサンダルの呪い。だれも止めることはでき
ないのか。
９性の研究報告。コントロールされる射精の量。男性が浮気をする、どうしようもない
訳。
１０黒ドレスで歌い踊り。花をちぎっては、客席に放りなげ。
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