演劇弁当猫ニャー 第４回公演「弁償するとき目が光る」
＠下北沢 本多劇場（2003/5/9-13 6ステージ）
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 前売3300円 当日3500円
＠名古屋 愛知県芸術劇場 小ホール5/24-25 4ステージ
作・演出：ブルースカイ 舞台監督：藤林美樹 舞台美術：秋山光洋
音響：鏑木知宏 照明：山口功一、シバタユキエ 映像：仲井 陽
小道具：四方智子 衣装：猫ニャー衣装部、畠山和美
制作：笠原直樹ほか 助成：財団法人セゾン文化財団
出演：下記参照
2003/5/10（土）晴 2:05-4:56PM(1'32/休10/1'08)中段より 客席7割（270人）
客層：20歳代中心。男女半々。ときどきおじさんとおばさん。
客入れ：後方空席多数、ちと寂しいところ。開演定時10分前から「劇ＣＭ」ビックコ
ミックスピリッツ上演。なんでもかんでもスピリッツで青春マンガパロ編。見ないと
損。今回休憩あり、なんでか７分と半端。折り込みパンフ。B5 3ページ。とぼけた
挨拶、配役、スタッフ掲載。次回公演。10月新作。
99年初演作、キーとなる医師役に初演同様・小村裕次郎を迎えての再演。
舞台。展望台風、周囲に黄色の手すり、グレーの床。前方１／３は八百屋舞台。
お話。弁償するとき目が光る奇病の女性。虐められやすい性格も災いして、バイト
先でも弁償行為ばかり、化け物扱いされて転々。駅長だった父親から原宿駅を相続
も、悲嘆のあまり関心なし。原宿に停車できなくなったＪＲ、地元商店街からつけ
ねらわれて悲嘆倍増。ひょんなことから、助けてくれた医師が治療にやる気。直っ
たら、代償は原宿駅の権利と銭ゲバぶり。勝算は直せない患者はいなかったという、
伝説の医師にあるのだが。
やっぱり面白い、奇天烈ナンセンス。でも、ほとんど初演復刻印象なのに、うーん。
ファンとして複雑な心境ねこ。足踏みしてるのか？、暴走機関車・ブルースカイ。
全編！？な脈略ない設定とガジェット散りばめ。なのに、意に介さずに淡々と進む
本編が逆にへんてこ。たとえば、なぜか急に宇宙船内に展開。乗組員とそれまでの
登場人物がなにげにいて、米を食いに来る。米かとおもったら、中学生のニキビ、
そんな中も、悲運な主人公は弁償して目を光らせる。とか。素知らぬ顔でバカ爆発、
感動ドラマを装って、悪意あるナンセンスの毒ガス噴出。初演同様・舞台幅一杯の
おばさん口内ら大道具から、なんか小道具までわけわからない使い方もまた素敵。
やっぱり以下同文。でも、新作での躍進を期待ねこ。
役者。二大巨匠・池谷のぶえ、小村裕次郎の魅力炸裂。旨味のある演技での威風堂々
のデタラメぶりにしびれるねこ。おなじく初演続投の立本恭子は、堂々さ準拠し○。
ほか、総じて伏し目がちな脇役は、もひとつぱっとせず、いまさらに△。
［月間一覧］
初演 今回再演
東京芸術劇場小２ 本多劇場
1999/7/9-11 2003/5/9-13
6ステージ 6ステージ
愛知県芸術劇場 小
5/24-25
4ステージ
全指定 前売2500円 3300円
上演時間 2時間15分 2時間50分(休憩10)
作・演出：ブルースカイ ←
照明 ：山口功一 ←
音響 ：鏑木知宏 ←
映像 ：全快娘 ←
衣裳 ：岸田朋子ほか ←
大道具 ：筒井昭善 ←
小道具 ：高橋泉 四方智子
宣伝美術：ノリミズミカ ←
制作 ：笠原直樹ほか 梶縄佳世
出演：
中間トモコ（弁償性発光神経症）：池田エリコ 乙井順（中間朋子）
火柱泰三（天才精神科医）、黒沢：小村裕次郎 ←
竹下カナエ（竹下通りを守護） ：池谷のぶえ ← 竹下通り商店街会長
竹下マモル（その息子） ：西部トシヒロ
竹下ハジメ（その長男） ： 咲野雅司
竹下コウジ（その次男） ： 高木康寿
精神科医 椿 ：立本恭子 ←
林（その助手） ：大口誠 細川洋平（林ケンタロウ）
強盗剣持、変態内科医 ：南サウス
強盗田辺、ジェイコブ ：崎野津司
アルツハイマー、ハワード ： 西部トシヒロ
元キャプテン ： 小澤敏彦
ケビン ： 荒井隆司
ならず者ジョー ： 咲野雅司
ならず者エース ： 久保貫太郎
トミー ： 高木康寿
酒場のマダム ： 村瀬香奈
金子（イジメユニット） ：桑田ハムコ 村瀬香奈
加代（イジメユニット） ：加藤美保
リンダ（イジメユニット） ：乙井順
三浦（イジメユニット） ： 立本恭子
深町（イジメユニット） ： 荒井隆司
黒沢チヅル ：森知恵 藻田るりこ
警部 ：小澤敏彦 ←
警官 ： 久保貫太郎
小澤さん ：小澤敏彦
銀行員リカ ：桑田ハムコ
銀行員ミキ ：加藤美保
銀行員カオリ ：乙井順
13号機、ホットドッグ屋 ：木村泰時
ファルコン、恋に落ちる男 ：森雅紀
|