＠桜木町 BankART 1929 Yokohama 1929ホール(2005/5/20-22,27-29 6ステージ)
http://www.h7.dion.ne.jp/~bankart/
全自由 前売り2000円
映像展示 5/20-2/5 11:30-19:00 入場無料
振付・出演：矢内原美邦、ジョー・ロイド 映像：高橋啓祐
衣装・インスタレーションデザイン：シオ・オオタニ 空間デザイン：久野啓太郎
音楽：ア・サウンド・スリープ、ドゥイン・モリソン、加藤由紀
主催：BankART 1929 企画：Off Nibroll
助成：Asia Link、財団法人セゾン文化財団ほか 後援：AUSTRALIAN EMBASSY TOKYO
2005/5/22(日)曇 2:10-2:56PM(18/休7/21)平台角と立見 客席ほぼ満員(80?人)
客層：20歳代中心に幅広く。子供連れあり。男女二人組過半数。
客入れ：開演定時1時間前から受付。整理券と客席カード（1部は２つの舞台・青
か赤のいずれか選択）。色別は平台の絨毯生地をカードにパウチしてあるこり具合。
カードのメッセージに答えるアンケート企画もあり。
同会場で終日、無料の映像展示中。公演会場設営と本番中の1:30-3:10は入場不可
入口に掲示も、訪ねてくる旅行客あり。早めにきて見ておくか(空いてるし、リハ
ーサルがみれたりメリット）、講演終了後にみるかどうか。開演定時10分前開場。
舞台平台を囲む格好でベンチと椅子2,3列。前列かつ、対岸の平台も見渡せる短辺
か角が○。2部は中央後方の客席へ移動。ベンチと椅子8列位、やや席数が少なく？
立見も出（端に増席も敬遠？されがち）。
折り込みパンフ。A4縦２つ折り 挨拶、スタッフ名とイラスト。物販。Ｔシャツ、
ＣＤほか既発品。次回公演。本作品で11月と来年2月海外公演。
7/15-18＠吉祥寺シアター 矢内原美邦 新プロジェクト 8/25-28＠神楽坂die pratze
ボクデス＋ニブロール 9/下-10/上＠東京都写真美術館 10月ヨーロッパツアー
新作は来年。
ニブロールの振付担当・矢内原美邦と映像担当・高橋啓祐の新ユニット第一弾。
会場、舞台。白亜の殿堂。高い天井と床間に２列の柱。建物壁三面をスクリーン。
分解して鳥なりに変容するＣＧをループ投影。ＣＧに囲まれ雰囲気。柱列の両外側
に平台４つづつ。常設の映像展示ではモニタをおいて異なる作品を展示。
１部の舞台では対面に位置した赤と青の台を使用。赤には姿見とハンガーから
落ちた体のシャツ。青にはクッションとやはりシャツ。
柱列の間の広場に、踏み石然と丸いフェルトがいくつか渡り。大きめの中には
赤と青のスニーカー２。網目くずかごにはシュレッダーした紙くず玉。紙くず玉は
会場のあちこちにあり。１部では客席ごと１コずつ、赤青のタグをつけて配布。
で、２部は広場スペースを使用、時々赤青の平台と行き来しながら、広く使用。
分解して世界に広がる男性ＣＧ、裁断されて会場に点在するテキスト・インスタ
レーション、イメージの重なりにふーん。
構成。１部。私の部屋でのあれこれ。青の平台・長躯のジョー（女性）はＴＶ
ゲームしてる体からクッションでごろごろなど。赤・矢内原はうろうろ、姿見を
みて呻いたりいらつきポーズ。また、窓から覗く、隅を示し歩くなど仕草。
生活っぽくない生活ダンスしばし。中央広場に向かい、呼びかけ、応える対面が
応える木霊趣向。外にでて、部屋交換。同じようでちょっと違う振付を繰り返し。
また交換、すれ違いで肩が当たり、火花の体〜マーシャルアーツにバトルポーズ。
正面壁に２人達、空を飛ぶ俯瞰映像にシルエットを重ねる。
２部。ランドマークとか横浜映像の前に２人。床をしばし、ごろごろ。起きあがっ
て、がちゃがちゃと絡まる、ニブロールダンス。主に矢内原が感情を露わに、
喧嘩！？模様。２人でステップ踏み。アメリカンポップ曲にのりドライブ。
３面壁のＣＧは、鳥が俯瞰した町並みなものとか。背中合わせになって別れ、一転
バロック曲で矢内原の内省ソロ。再び、２人。客電が入って会場明るく。どうも
外出、公園へいった体。ごみ（シュレッダー紙玉）拾い、ぶつけあい。それぞれの
部屋（平台）へ帰る。映像は「わかった」文字の滝。もどって矢内原、くずかごに
足をつっこみ。中の紙玉をぶちまける。
種々の場（映像）での私、そして他人の関わり。１部が部屋と往来、２部が広場な
スペースの体。場に収まった大きさの動き（振付）はすれど、持ち味は変わらず。
変わる見た目と不変の個性の違い、隔たりにふーんねこ。競演者の凸凹ぶりが
いい案配。長躯、大きくうねり、感情面も平坦にみえるジョー。対し、小粒でこちゃ
こちゃと刺激的、苛立ちなど感情がすぐでる矢内原。仕掛けて、返るまた受け
流される反応の触発しあう関係性に興味津々。予定調和に落ちず、常に緊張の
糸を緩めぬ密なデュオを、空間演出の映像とも楽しむねこ。
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