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＠大阪なんば 精華小劇場(2006/6/18-25 11ステージ) 18プレビュー
http://www.seikatheatre.net/
前売（ネット）3000円 前売（一般）3500円 当日3800円 プレビュー777円
原案・総合演出：ごまのはえ[ニットキャップシアター]、竹内佑[デス電所]、
山口茜[トリコ・Ａプロデュース]
原作：山口茜 脚本：ごまのはえ 演出：竹内佑
美術：池田ともゆき[ＴＡＮＣ！ 池田意匠事務所] 照明：森正晃 音響：椎名晃嗣
作曲：和田俊輔[デス電所] 衣裳：広川文、中川昌紀[兎町十三番地]
振付：豊田真吾[デス電所] 映像：松下隆[デス電所]、本郷崇士
舞台監督：岡一代[ＴＡＮＣ！ 池田意匠事務所]
宣伝美術：樋野恭子・長田充代[クーニャン工場] 刺繍：田村里香[tam-ram]
製本：熊猫手作業社 宣伝写真：松山泰三、西木義和
制作：小林みほ[pinkish！] 企画・プロデュース：金田明子
７７年企画ブログ http://77project.seesaa.net/
出演：
奥田ワレタ：マリコ、女Ａ
黒木陽子[劇団衛星]：中年女、津
岩田由紀：姉、中学男子、前の前の前の男
筒井加寿子：妹、中学生、中学男子、
豊田真吾[デス電所]：鬼、男Ａ、中学男子、
山村涼子[デス電所]：鬼女、トラ、女Ｂ
大木湖南[ニットキャップシアター]：蟹田夫(隣家)、右翼、中学男子、支店長、前の男
高原綾子[ニットキャップシアター]：蟹田女、211178番、ウマ、中学男子、司会者
千葉哲茂[尼崎ロマンポルノ]：運転手、監督官、お父さん、中学男子、前の前の男
宮部純子：女(タッチ7巻)
安田一平[ニットキャップシアター]：お父さん、男Ｂ、男(北斗の拳全巻)、中学男子、人形
山口茜：プロジェクター、おばさん、必死な女、東員町
ごまのはえ：ロシア人主婦、父、四日市
竹内佑：司会者
2006/6/25(日)雨 12:03-2:04PM(2'00) 最前列より 客席9割?(80?人)
客層：20歳代中心、時々おばおじさん。女性過半数。
客入れ：整理番号順、まったりと埋まる劇場。前方が見やすいと誘導。通常配置の
雛壇に椅子席5列＋桟敷1列。諸注意後、前触れなく直ちに開演。折り込みチラシ厚め。
折り込みパンフ A4 1枚。物販。テキスト(A5 145ページ 2500円)原作、ラジオ
ドラマ版脚本、戯曲 掲載。サントラ1500円。 カーテンコール1回。
77年生まれの劇作・演出家3名＋同 役者＠関西圏を中心とした企画。彼らを知る者
にはちょっとした祭りの態。リーディング公演、ラジオドラマ(別脚本)を経ての
今回。
舞台。白の一面、後方に横壁と椅子替わりの箱。
お話。女は忘れてはいけないことを、忘れてしまっている。あったりなかったりの私
と彼、家族となんだかで物語られる、好きな人を殺した不幸。思い出すたび、
1人祭り状態、泥沼万歳天国。
むしろシンプルなことを多層的に描く面白さ。しかも拡散する妄想で相乗効果。
男女がギャグめきながら、かみあわないコント会話。そこに誰ぞがつっこみで笑い
飛ばし、なパターンを様々に繰り出し。時折、異臭で迷惑場面や、殺人シーンを
変調拡大しながら挿入。1人の女の不幸を、重なり、膨張するイメージで物語ってて
面白くみるねこ。原作者らしい、尽きない妄想の奔放さもまた。
だまっていれば、弱くも逞しい女の業ドラマを、肉体派テクノで彩った男子な演出で
現し。シリアス転じてエンタメと成す、サービス精神○。
役者。奥田ワレタさん。祭りの中も染まらず、個性を起立させて○。竹内佑さん。
1人自由に泳いで、ずる面白いねこ。
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