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 猫のホテル「電界」

 @下北沢 本多劇場(2006/8/2-6 8ステージ)
 http://www.honda-geki.com/honda.html
 全指定 前売4500円 当日4800円

 作・演出:千葉雅子
 舞台監督:宇野圭一+至福団 舞台美術:秋山光洋 照明:斎藤真一郎[A.P.S.]
 音響:田上篤志[atSound] 衣裳:松本夏記[ミシンロックス)
 アクション指導:前田悟 演出助手:則岡正昭
 宣伝美術:ATG unlimited 宣伝衣裳:REDMOON イラスト:犬川ヒロ
 制作:那須みちの 助成:芸術文化振興基金
 出演:
 松重豊  :風祭
 中村まこと:山際

 市川しんぺー:板倉
 森田ガンツ :相馬
 岩本靖輝  :江沢
 
 菅原永二 :大塚
 いけだしん:林
 
 池田鉄洋 :名越
 村上 航 :山本

 佐藤真弓 :富江
 千葉雅子 :りえ子

 2006/8/5(土)晴 7:05-9:12PM(2'01) 後方中央 客席超満員(380?人)
 客層:20-30歳代中心、同姓連れと単独多め。女性過半数。
 客入れ:補助椅子は前方通路一列、結構埋まり。誘導は適時あり。開演前小芝居は
 なし、クスリ笑いを呼ぶアナウンスあり。折り込みチラシ極厚2cm・すでに雑誌。
 輪ゴム止めは必須。折り込みチラシA5 3ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定。
 相変わらず役者はみな、客演に引っ張りだこ。次回公演。11/22-30@駅前劇場
 (大阪公演あり)にて、表現・さわやか。来年4月@シアタートラムにて本公演。
 物販。シール200円 ポスター500円 イケテツ新作Tシャツ3000円 罪と罰(視聴
 可)CD1200円。 カーテンコール 携帯芝居を挟み2回6分。

 結成16年、意外な感じもする初の本多劇場。

 舞台。桟橋で繋ぎ、上手に上がる島装置2。2階部に部屋設置。下手、弧を描く岩階段
 から1階部。中央に水たまりな青を置き。水路とも座敷とも都度切り換え。

 お話。70年代、石油ショック前の浦安。漁民達との埋め立て地交渉へやってきたリー
 マン(中村)。お馬鹿で業突張りな漁師達との小さく、しみったれたあれこれ。
 そして、ひょんなことから明らかになるリーマンの密命と、彼の思い切り。

 力み勝ちに、地味も独特世界。裏社会に生きる、昭和の人物列伝の趣。近作同様、
 エキセントリックな行状より、素顔のばか悲しさに目を向け。夢見る頃を過ぎた大人
 の戻れない生きづらさを、それ故のおかしみ添えで描き。いつもより骨太に、力み
 がちにキャラ入れ込み印象。でも、なかなか転がらない、舌足らずな物語は相変わ
 らず、△。

 役者。池田鉄洋。今回(いつもか)飛び道具な面白さ。妖しい役代わりも楽しい
 ところ。松重豊。男盛りの色気と骨太さが魅力。中村まこと。渋く演技派ぶりを
 みせ。

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