＠与野本町 彩の国さいたま芸術劇場(2007/3/16-31 18ステージ)
http://www.saf.or.jp/index.html
全指定 前売当日とも S席9000円 A席7000円 B席5000円 学生席2000円
＠大阪 イオン化粧品シアターBRAVA! 4/14-22
＠名古屋 愛知県勤労会館 4/27-29
＠北九州 北九州芸術劇場 5/4-5
脚本：ウィリアム・シェイクスピア 翻訳：松岡和子 演出：蜷川幸雄
美術：中越司 照明：原田保 衣裳：小峰リリー 音響：井上正弘
ヘアメイク：武田千卷 ファイティング・コレオグラファー：國井正廣
音楽：笠松泰洋 小道具デザイン：福田秋生
演出助手：井上尊晶、石丸さち子 舞台監督：白石英輔
テクニカル・コーディネーター：金井勇一郎
主催：財団法人埼玉県芸術文化振興財団、朝日新聞社
制作：財団法人埼玉県芸術文化振興財団、ホリプロ
企画：彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会
出演：
・ナヴァール側
北村一輝 ：ナヴァール国王ファーディナンド
高橋洋 ：ビローン （王の側近貴族 皮肉屋）
窪塚俊介 ：デュメイン（王の側近貴族）
須賀貴匡 ：ロンガヴィル（王の側近貴族）
藤田びん ：ドン・エイドリアーノ・デ・アーマードー（奇矯なスペイン軍人）
西村篤 ：モス（アーマードーの小姓）
大石継太 ：コスタード（田舎者）
清水幹生 ：サー・ナサニエル（教区牧師）
戸井田稔 ：ホロファニーズ（学校教師）
岡田正 ：ダル（警史）
大富士 ：林務官
沢田冬樹 ：ジャケネッタ（田舎娘）
宮田幸輝、新妻大蔵：ナヴァール貴族
・フランス側
姜暢雄 きょう のぶお ：フランス王女 *[スタジオライフ]
内田滋 ：ロザライン（王女の侍女 皮肉屋）
月川悠貴 ：マライア （王女の侍女 クール）
中村友也 ：キャサリン（王女の侍女 小顔）
青井陽治 ：ボイエット（貴族、王女の侍女）
今村俊一 ：マーケードー（貴族、フランスからの使者）
三日尻健太郎、本山里夢：侍女
・ミュージシャン
笠松泰洋（オーボエほか）、寺島基文（トランペット）、三浦肇（パーカッション）、
円能寺博行、小林敦（ユーファニアム）
2007/3/17(土)晴 6:05-9:16PM(1'40/休16/1'11) 1F後方 客席超満員(580？人)
客層：20-30歳代中心に女性9割、お友達通し多し。
客入れ：当日券たぶんあり、最後尾に補助椅子若干。ロビーは役者仲間からの花で
いっぱい。ミュージシャンが生演奏常駐。いつもどおり、トイレの案内1枚折り込み。
対面音楽ホールへの誘導もあり。折り込みチラシそれなり。配役表添付して親切。
物販。パンフ1500円、ポスター1000円、Tシャツ1500/1800円、タオル500円。
エレンディラの先行販売継続中。 さいたまゴールデンシアター第1回公演は岩松了
書き下ろしとか。 カーテンコール3回4分。スタンディング促すもぱらぱらに留まり。
「間違いの喜劇」に続く、全員男子な蜷川・シェイクスピア。
舞台。巨大な柳の枝が天井まで覆う、葉っぱ装置。風にそよぎ、時に移ろう明かりで
変化。王女達が野営しているな現実感を付与。客席も舞台一部は今回も、特に前方
5，6列目通路は、いじってもらえてありがとう状態にファンサービス。
お話。若き国王ファーディナンドと側近３、勉学に専念せんと恋愛禁止の誓いを立て
る。なるも、隣国フランスから領土問題の交渉に王女と侍女３が来訪、なんか半端
くさい状態に。しかも4人はそれぞれに一目惚れをしてしまって。 機知に富んだ
会話と駆け引きの恋愛喜劇かと思いきや、終幕では一転きりっと締めて、ほよよ
ねこ。
美人役者をみるお楽しみあり○、脇役の雑多会話がちと冗漫で△。意外と四組の話が
進まず、猥雑で怪しい脇筋が出しゃばる展開。貴族風刺の話ならさもありなれど、
中盤まででもう結構です状態となるねこ。もしか原作に忠実なの？。
ブライテストな蜷川演出がそここここ。ポイントの手紙を読む場面では、老いも若き
もラップ乗り。これも男子4人のが乗りよく楽しめ（ベテランも健気にこなすけど、
ちと痛々しい印象も）。時折、前方段段から転げ落ちる「ハプニング」（たぶん
演出）にはお客大喜び。音楽は生バンド入り、小気味よく。ラップ等とクラシカルな
旋律が交互するも違和感なし。ラストは渋く大人に締め。照明ら冬のイメージが、
逆に来る春を予感させて好感ねこ。
役者。男子大健闘。とくに高橋君は、マッスルハッスルにしゃべくり倒し。舞台の
大黒柱となり。ゲストな北村さんは、ときどき三等身キャラを入れながらメリハリ、
王をムーディに演じ。ほか男子は爽やか系でさらり。「女子」は「米倉涼子」の噂
持ちきりの姜さん。長躯の美女ぶりが見事。対して、お惚け担当の内田君は、徹頭
徹尾ブライテストで好演。ほか女子はまったく「女子」してる好演。 蜷川組からは
、大石さんが軽い口舌とフットワークで印象に残り。
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