＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2008/7/9-13 5ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由(整理番号付) 前売2500円 当日3000円
作・演出・振付：矢内原美邦
映像：高橋啓祐 音楽：スカンク（MEXI） 照明：滝之入海
舞台監督：鈴木康郎 宣伝美術：石田直久 チラシ写真：佐藤暢隆
チラシメイク：須田理恵（NU YARD） 制作：中村茜、奥野将徳（プリコグ）
企画制作：プリコグ 主催：ミクニヤナイハラプロジェクト
提携：（有）アゴラ企画／こまばアゴラ劇場
出演：
笠木泉 :長女・春子（家業・貿易商を継ぐ)
光瀬指絵 ：次女・夏子（小説家）
稲毛礼子 ：三女・秋子（飲食店勤務）
三坂知絵子：四女・冬子（婚約中）
高山玲子 ：五女・桜子（弁護士）
山本圭祐 ：執事・山田（健気に執務）
2008/7/11(金)晴 7:35-8:47PM(1'12) 中段下手 客席超満員（80?人)
客層：20才代後半？中心に幅広く、女性過半数。
客入れ：整理番号順入場。集まりがよく、開場時で椅子席は8,9割埋まり。桟敷3列、
椅子席4列。今回は2階バルコニーにも客入れ。荷物預かり積極的、誘導随時。折り
込みチラシ 極道厚さ。もう袋に入れるべき量でしょう。チラシ B5 3ページ。
挨拶、たっぷりプロフィール。次回公演。2/20-21「青ノ鳥」再演＠NHK小ホール。
来夏「五人姉妹」本公演。 物販。DVDなど。 カーテンコール1回。
ニブロール内 矢内原美邦ユニット最新・本公演準備公演。
舞台。上手に赤い丸テーブルと椅子、緑の丸椅子３。下手にステンドガラスみたい
窓、飛ぶ鳥らＣＧ投影。手前に主に長女用のクッション。
お話。大人になれない姉妹達。心身とも外へ出ず、夢みたりの相談事や執事をいじ
めたり、日々模様替えしたり。そんな袋小路な日常の中、いろんな「さよなら」と
彼方、決別と出会いに思いめぐらす物語。
ダンスな演劇 矢内原さんなメソッド全開。どこかヘンテコか問題を抱えた五人姉妹
起きない実業家の長女、ひきこもり夢想家次女、健忘症の三女、韓国人との結婚に
煮え切らない四女、長女夫のテロリストを弁護中の五女。口に衣着せぬ言動が概ね
３人、時に５人で姦しく行き交い。ヒステリックな手振り身振りと早口で交わされて
もう大変な状況。好きというアニメねたはハイジのクララに苦言。その場ではわから
なかったプロフェッサーギルの笛（キカイダー？）は、猛々しく吹かれてまさに魔笛
以前公演では聞き取りにくかった台詞も、（これでも！）動きを抑えたことと、
小空間で大分改善され。ハイスピードの言葉と動きのタッグを素直に楽しめたねこ。
虐められつ、健気に受け止める山田とのやり取りもまた面白し。瞬間を重ねる生、
「さよなら」のモチーフが五人それぞれに。感じ入る隙も与えず、しかししっかりと
印象を残して○。
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