＠埼玉・与野本町 さいたま芸術劇場大ホール(2008/10/7-23 19ステージ)
http://www.saf.or.jp/
全指定 Ｓ席9000円 Ａ席7000円 Ｂ席5000円
＠新潟 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館･劇場 10/31-11/1 2ステージ
＠名古屋 愛知県勤労会館(つるまいプラザ) 11/7-9 4ステージ
＠大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 111/14-19 8ステージ
作：W.シェイクスピア 演出：蜷川幸雄 翻訳：松岡和子
美術：中越司 照明：大島祐夫 衣装：宮本宣子 音響：井上正弘
音楽：阿部海太郎 振付：広崎うらん ヘアメイク：佐藤裕子 演出補：井上尊晶
演出助手：桐山知也 舞台監督：小林清隆 宣伝美術：坂本拓也
宣伝写真：サトノリユキ 主催：（財）埼玉県芸術文化振興財団、朝日新聞社、
テレビ朝日 制作：（財）埼玉県芸術文化振興財団、ホリプロ
企画：彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会
出演：
小出恵介 ：ベネディック（パデュアの若い貴族）
高橋一生 ：ビアトリス（レオナートの姪）
長谷川博己 ：クローディオ（フローレンスの若い貴族）
月川悠貴 ：ピアロー（レオナートの娘）
吉田鋼太郎 ：ドン・ペドロ（アラゴンの領主）
瑳川哲朗 ：レオナート（メッシーナの知事）
手塚秀彰 ：アントーニオ
青山達三 ：修道士フランシス
井手らっきょ：ヒュー・オートケーキ（夜警）
妹尾正文 ：ドグベリー
岡田正 ：マーガレット（ピアローの侍女）
大川浩樹 ：ドン・ジョン
高瀬哲朗 ：書記
鈴木豊 ：ボラキオ
清家栄一 ：アーシュラ
高橋広司 ：ジョージ・シーコール
今村俊一 ：ヴァージス
福田潔 ：バルサザー
宮田幸輝 ：小姓、夜警
石田佳央 ：コンラッド
石井則仁 ：侍女
千田真司 ：侍女
下塚恭平 ：使者
宮内克也 ：侍女
MUSICIAN
松延耕資 ：楽師(サックス・クラリネット)
木村仁哉 ：楽師(チューバ)
古川玄一郎：楽師(パーカッション)
2008/10/10(金)小雨 6:35-9:29PM(1'11/休15/1'23)1F最前方下手 客席満員(780人)
客層：ほぼ全員女性、20-30才代中心。単独の人も結構。
客入れ：当日券不明。6:30開演に関わらず、遅刻あまりおらず。折り込みチラシそれ
なり。パンフ A4 1枚に配役。物販。パンフ □22cm 1500円。ポスター1000円。
携帯クリーナ600円 トートバック1500円。Tシャツ2300円。9:24PM終演、カーテンコ
ール3回5分
全男性俳優によるシェイクスピア喜劇・第？弾。
舞台。階段広場、ギリシャな半裸彫像25体がわんさか。後方お屋敷の窓が上下に並び。
仮面をしたような茫洋造作が意味深。
お話。恋しちゃったら簡単。だまして縁結び、だまされて破局、でも大丈夫な、
気持ちの切り替え早いコメディ。若い貴族がさる令嬢に一目惚れ。貴族男子の恋人
な領主は嫉妬＜大人の分別で恋の手助け。その乗りで、犬猿の仲な貴族男女も縁結
び大作戦。そんな様子を快く思わないのは、私生児の領主弟。ぶっこわしてやると
パンキッシュ。
恋心コロコロコミック、キスキスラブリー＠全男優 に女子キャーな胸の内。元気
いっぱい、ブライテストな蜷川演出最右翼。前半はザ・ドリフターズ、後半は幾分
シェイクスピアより。脳天気に明るくも、ちょっと影が負ってしっとりといい感じ。
思いこみと勘違いな原作に、わざとらしいコント芝居をプラス。美男美女の若手が
三枚目に、重量級役者が軽すぎる小芝居連発。立て板に水と流れるレトリック台詞
で煙に巻きながら、小走りに走ってはずっこけ。踊るように浮き足だった悪のり
ぶりが愉快ねこ。
バカバカしく描く中、形に囚われ、内側を見ようとしない人間の愚かさと悲しさも
浮かばせて、観察眼きらり。そこら、さわやかな陰影が心地よいねこ。
役者。口がよく回るお猿さん、でもとっても真摯な若者、小出君。明るくも、それ
だけじゃなく。身のこなし軽く、台詞くっきり。砕けた口調に親近感ねこ。口が
減らない勝ち気もの、でもそのわけは…な、高橋君。男70%が見えるのが面白く、
マグロで記憶されそうなのがどうしたものか。月川様。寡黙で優雅なビーナス。
時々唇から銃弾。鋼太郎様。かわいい面をあんなに見せていいのかしらん。
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