間もなく、本掲示は撤去。時刻でなく配分時間表に差換。
＠渋谷 シアターコクーン（2009/9/12-10/4 通し10ステージ、一部ずつ9ステージ）
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 S29000円 A24000円 コクーンシート15000円
当日券 S29000円 コクーンシート15000円 中二階立見9000円
第一部：VOYAGE「船出」第二部：SHIPWRECK「難破」第三部：SALVAGE「漂着」
作：トム・ストッパード 翻訳：広田敦郎 演出：蜷川幸雄 美術：中越司
照明：室伏生大 音楽：朝比奈尚行 音響：鹿野英之 衣裳：小峰リリー
ヘアメイク：鎌田直樹 振付：広崎うらん 演出補：井上尊晶 演出助手：大河内直子
技術監督：小林清隆 舞台監督：濱野貴彦 スタッフ：川﨑誠司
主催：Bunkamura/ローソンエンターメディア 企画・製作：Bunkamura
・初日実測 上演時間 ・全配役（表ファイル添付）
出演（主な配役）
阿部寛 ：アレクサンドル・ゲルツェン（思想家）
勝村政信 ：ミハイル・バクーニン（バクーニン家の長男。革命家）
石丸幹二 ：ニコライ・オガリョーフ（詩人、ジャーナリスト）
池内博之 ：ヴィッサリオン・ベリンスキー（文芸批評家）
別所哲也 ：イワン・ツルゲーネフ（作家）
長谷川博己：ニコライ・スタンケーヴィチ（哲学者）
紺野まひる：リュボーフィ（バクーニン家の長女）
京野ことみ：ヴァレンカ（バクーニン家の次女）
美波 ：タチヤーナ（バクーニン家の三女）
高橋真唯 ：アレクサンドラ（バクーニン家の四女）
佐藤江梨子：ナタリー・バイエル（バイエル夫人の娘）
水野美紀 ：ナタリー・ゲルツェン（ゲルツェンの妻）
栗山千明 ： ナターシャ・オガリョーフ（オガリョーフの妻）
とよた真帆：エマ・ヘルヴェーク（ヘルヴェークの妻）
大森博史 ：ニコライ・ポレヴォーイ（「テレグラフ」誌の編集長）
松尾敏伸 ：ゲオルク・ヘルヴェーク（急進派のドイツ人詩人）
大石継太 ：ニコライ・サゾーノフ（ゲルツェンのサークル）
横田栄司 ：ニコライ・ケッチェル（ゲルツェンのサークル）
銀粉蝶 ：バイエル夫人／マダム・ハーグ（ゲルツェンの母親）
毬谷友子 ：メアリー・サザーランド（オガリョーフの愛人）
瑳川哲朗 ：アレクサンドル・バクーニン（バクーニン家の家長）
麻実れい ：ヴァルヴァーラ（アレクサンドルの妻）
2009/9/12(土)小雨 12:02-10:19PM(内訳下記)1F舞台側前方下手 客席ほぼ満員(600?人)
客層：20-30才代最多に女性8割。大人寄りに幅広く。演劇人、評論家結構。
客入れ：当日券。1F後方の通常席、2F後方のコクーンシートに空き若干あり。立見は1人
(女性)？。スタジアム客席、12,13列。下手側見切れ席は使用せず。
タイムテーブル。幕間に15分休憩。各部間に30，45分の食事休憩は、座席で飲食可能。
松花堂弁当は15分で売り切れ、洋食は完売せず。軽食はミニちらし弁当500、こむすび400、
味噌田楽300、ピロシキ300、ホットパニーニ・ハム&チーズ300、お団子+茶。
食事時間短め、「ドゥ マゴ」が混んでて、外で手早く済ませたい人は渋谷駅と反対側・
文化村裏手が空いていてお勧め。１階上がりオーチャードホール前をでてすぐの
「イ・パニーニ」。坂を下りて、東急駐車場
前「ヴェローチェ」、がっつり食べたいなら
「なか卯」とか。本店地下イートインはどうかしらん。
折り込みチラシそれなり。全配役表が全員配布。物販。パンフ A4 90ページ 2000円。
袋付き。配役、相関、役者、蜷川さんロシア紀行など。ポスター B全1000円 小500円。
カーテンコール3回5分。舞台と客席で拍手交換、3回目は総立ち。
2002年ロンドン初演後、06年ニューヨーク、07年モスクワを経て、今回本邦初演。
珍しい3部9時間超の一挙上演、まずは参加することに意義があり。
舞台。劇場中央に無機質なグレーの平台、上手に壁に仕込まれた出入り口。このほか
役者は客席通路を通って往来。客席前面に紗幕カーテンを引き渡し、見せながら
転換。アンティークなテーブルと椅子や白樺林、草むら、船デッキは最小限を持ち
込み式、ちゃきちゃき設営。
お話。1917年(大正6年)ロシア革命以前の帝政時代。思想家、革命家、詩人と作家達
ら知識人達は、専制政治と農奴制の廃止を目ざし、粉骨砕身、満身創痍。そして、
恋愛沙汰ですったもんだ。ほらほら、彼方此方で粟立った煮え立った。
恋する青春政治劇。異性、本、イデオロギー、革命、みんな恋しくうれしく、哀しい
片思い。挫折、絶望、裏切り、対立を繰り返しては七転び八起きと、多恋多情。
激しい政治や思想の議論はあっても、熱い思いは恋と同義。実際、過半数は男女の
やり取り。昼メロに小さく、あるいはワールドワイドに人間とその魅力を描いてて、
親近感を抱くねこ。
加えて演出調理法が素材重視。イメージ大爆発の蜷川氏らしからぬ、ビジュアル封印
、すっきりと無印良品。ため、個性の役者芝居がぐっと際立ち、丁々発止のやり取り
に、舞台体感温度は高め。転換らスタッフワークまで間近に見られ、現場なライブ感
が楽しく、好ましいねこ。
演劇的な場面は少ないながら、ここぞとピンスポットに入れて効果的。もろもろ立場
を象徴するよに聾唖役の子供にスポットとか、時間推移をスローモーションでみせた
りとか。客入れ時からの稽古場本読み場面と時空スリップで本編の追加は巧み。役者
総出、蜷川氏も参加なので、早め入場がより楽しめて吉。
第一部。ここだけは人間関係と時間経過がよくわからず、ちと困ったねこ。姉妹達の
恋愛関係が前提で始まるのでまず？。次いで、時代が説明なしで前後するので？。
年代が表示されるんだけど、覚えて無くて、助けに成らず。もっともドタバタなコメ
ディ場面が多く、筋を追わなきゃ十分楽しみこと出来。美女(美男）揃いの花畑状態は
眼服。勝村・バクーニンの楽天キャラには苦笑。一方の主役、池内・ベリンスキーの
仕事○、プライベート△故の悶悶ぶりは面白し。
第二部。前半は政治討議、後半一転して家庭劇。ぶっ飛んだ恋愛観をもつ、水野・
ナタリーが台風の目。不思議ちゃんなれど、美しいし、とても魅力的。
第三部。阿部・ゲルツェンと勝村・バクーニンの２人に回帰。内に情熱を絶やさずも
孤独に沈んでいく、阿部・ゲルツェンに涙誘われ。芝居中もっとも見た目が変わる
勝村さん。その七変化の果てに場内大受け。変わらない口癖やリアクションも都度
可笑しい。２人と家族が波乱気味なところに、麻実さん・家庭教師がぐっと手綱を
引き締き。その凛として姿、情に長けた人となりで魅了し。
・実測 上演時間 第一部 12:02-13:13(1'11) 休憩16分 13:29-15:03(1'34)
部間休憩31分 第二部 15:34-16:53(1'19) 休憩16分 17:09-18:28(1'17)
部間休憩46分 第三部 19:14-20:31(1'17) 休憩16分 20:47-22:14(1'27)
カーテンコール 22:14-22:19
・全配役： 表(csv形式)ファイル The_Coast_of_Utopia_CAST.csv I部 VOYAGE-船出- II部 SHIPWRECK -難破- III部 SALVAGE-漂着- 阿部 寛 アレクサンドル・ゲルツェン ← ← 勝村政信 ミハイル・バクーニン ← ← 石丸幹二 ニコライ・オガリョーフ/仮装 ニコライ・オガリョーフ ← 池内博之 ヴィッサリオン・ベリンスキー ← 医者（ニヒリスト）/亡命者 別所哲也 イワン・ツルゲーネフ ← ← 長谷川博己 ニコライ・スタンケーヴィッチ/仮装 ニコライ・チェルヌイシェフスキー/亡命者 紺野まひる リュボーフィ・バクーニン/仮装 － － 京野ことみ ヴァレンカ・バクーニン － 乞食/滞在客/テレジーナ 美波 タチヤーナ・バクーニン － タータ・ゲルツェン(青年) 高橋真唯 アレクダンドラ・バクーニン/仮装 － オリガ・ゲルツェン（青年）/滞在客 佐藤江梨子 ナタリー・バイエル/仮装 － － 水野美紀 － ナタリー・ゲルツェン － 栗山千明 － ナターシャ・ツチコフ ナターシャ・オガリョーフ(ツチコフ) とよた真帆 － エマ・ヘルヴェーク ヨハンナ・キンケル/乞食/滞在客
大森博史 ニコライ・ポレヴォーイ/仮装 チモフェーイ・グラノフスキー ラヨシュ・コッシュート/亡命者/乞食/滞在客 松尾敏伸 － ゲオルク・ヘルヴェーク スレプツォフ/亡命者 大石継太 ニコライ・サゾーノブ ← ルイ・ブラン/亡命者/乞食/ヴェトシニコフ 横田栄司 ニコライ・ケッチェル ←/カール・マルクス カール・マルクス
銀粉蝶 バイエル夫人/仮装 マダム・ハーグ － 毬谷友子 チェンバレン嬢/カーチャ/仮装 － エミリー・ジョーンズ/メアリー・サザーランド 瑠川哲朗 アレクサンドル・バクー二ン － スタニスラフ・ヴォルツェル
麻実れい ヴァルヴァーラ・バクーニン バリケードのマリアンヌ/マリア マルヴィーダ・フォン・マイゼンブーク
塾一久 ピョートル・チャアダーエフ － アーロノド・ルーゲ/亡命者/乞食/滞在客
赤司まり子 乳母/仮装 子守 ブレイニー夫人 冨岡弘 楽師/ 仮装 召使/プノワ/レオンチー・バーエフ マッツイーニ/亡命者/乞食/滞在客/ウェイター 手塚秀彰 ステパン・シェヴィリョーフ/赤毛の猫 － アレクサンドル・ルドリュ=ロラン/亡命者/乞食 妹尾正文 楽師/仮装 パリの民衆/ロッカ チルネッキー/亡命者/給仕/乞食 清家栄一 ディヤコフ パリの民衆 アーネスト・ジョーンズ/セムロフ/乞食 飯田邦博 セミョーン パリの乞食/フランツ・オットー ゼンコーヴィチ/亡命者/滞在客/給仕/乞食 岡田正 仮装 ジャン=マリー/パリの民衆 ロランの側近/チョルゼフスキー/乞食/滞在客 新川將人 ウェイター/プーシキン/仮装 警官/パリの民衆/配達人 コッシュートの側近/亡命者/乞食/滞在客/ペロトキン 星 智也 レンヌ男爵/仮装 コンスタンチン・アクサーコフ/パリの民衆 ゴットフリート・キンケル/亡命者/乞食 宮田幸輝 楽師/仮装 店の少年/パリの民衆 イギリス人給仕/乞食/コフル 嶋田菜美 農奴/スケート場の少女/仮装 パリの民衆/メイド マリア・ファム/乞食/滞在客/リーザ 遠山悠介 － － サーシャ・ゲルツェン(成人)/給仕 三村和敬 － － サーシャ・ゲルツェン(青年)
桐山和己/坂口淳 スケート場の子供 サーシャ・ゲルツェン(少年) ヘンリー・サザーランド 首藤勇星/鈴木知憲 スケート場の子供 コーリャ・ゲルツェン － 大出菜々子/佐藤日向 － オリガ・ゲルツェン(少女) タータ・ゲルツェン(少女) 木村心静/清水詩音 － オリガ・ゲルツェン(幼少) － 仮装＝仮装舞踏会の客
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