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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2010/5/20-30 10ステージ)25休演
http://www.komaba-agora.com/
全席自由 前売2800円 当日3000円 高校生以下1800円
原作：ソーントン・ワイルダー「寝台特急ハヤワサ号」より
誤意訳・演出：中野成樹 舞台監督：井関景太（有限会社るうと工房）
照明：高橋英哉 音楽：竹下亮 美術：細川浩伸（急な坂アトリエ）
制作：加藤弓奈 企画制作：青年団／（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 平成22年度芸術文化形成拠点事業
出演：
福田毅 ：ボーイ
石橋志保：下段1号
洪雄大 ：下段2号
田中佑弥：下段3号
野島真理：下段5号
村上聡一：夫(フィリップ)
小泉真樹：妻(ハリエット)
斎藤淳子：狂女
竹田英司：看護士
2010/5/24(月)雨 7:33-8:49PM(1'46)中段上手 客席満員(60人)
客層：20才代中心に幅広く、女性過半数。
客入れ：ひな壇にベンチ3、椅子2列。全体が見える位置が○。折り込みチラシ厚め。
パンフ A5 3ページ。挨拶、フェス案内、配役、スタッフ、予定。中野成樹次回演出。
9月 あうるすぽっとプロデュース「長短調(眺め身近め)」 「かもめ」ラップ版。
物販。台本 A4 500円。DVD。 カーテンコール1回。
ソーントンワイルダー（1897ｰ1975）と言えば、「わが町」しか知らないねこの
初見作品。 増補改訂をしながら再演（4？演）を重ねる劇団代表作とか。
舞台。平台に椅子いくつか。置き換えて電車客席に見立てたり。後方3面衝立に
線路な平行線が描かれ。
お話。夜に走る寝台列車、車内とコンパートメントから登場人物の脳内、演じる役者
の思いまで、百花繚乱な一夜の出来事。
・役者3人トーク。相撲の話とか。ですが、おそらくと物語導入語り。出発時間八時、
ブルーに染まる舞台装置、心地良い音楽。
・車内、乗客達の注文に、不慣れなボーイは旨く対応できず、怒らせてしまう。
・それぞれの脳内、心の内を見てみる。妄想も膨らみ。
・ジャズ・バッハ。素になって会話する役者達。演技を巡ってひと揉め。
・後方のパネルに、車外からみた列車と車窓。繋ぎでストップモーション動作。
・車内から外の世界へと。いろいろの立場での物語り。
・素になって会話する役者達。和解する。
・列車の物語に戻る。若い夫婦連れの妻が急死。天使は逝った妻を天国への階段へ
誘い、説得する。狂女は見えざる天使をみつけ、救いをもとめるが叶わない。
妻は夫と世界に感謝しながら、逝く。
・不器用なボーイと乗客女性の意外なロマンス。
ワイルダー起点に、世界と人へ敬愛を惜しみなく払う。素〜森羅万象を演じ、脳内〜
宇宙を俯瞰、気付かなかった日常の煌めきを気付かせてくれる。つう、ワイルダーの
魅力を踏まえ、親しみやすく、もんで拡げた舞台がとても面白いねこ。茶目っ気ある
演出展開、スムースな音楽、個々とアンサンブル演技とも心地良く、ええ気持ちで
客席で過ごすねこ。
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