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＠渋谷 Bunkamuraシアターコクーン(2011/2/3-3/1 16ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/
全指定 S席11000円 A席9000円 コクーンシート6000円 中2階立見券4500円
＠大阪 イオン化粧品 シアターBRAVA! 3/9-19 7ステージ
作：三島由紀夫 演出：蜷川幸雄 美術：中越司 照明：服部基 音響：井上正弘
衣裳：小峰リリー ヘアメイク：武田千巻 音楽・編曲：かみむら周平
所作指導：花柳寿楽 舞台監督：濱野貴彦 演出補：井上尊晶
演出助手：大河内直子、藤田俊太郎 制作：大宮夏子ほか
プロデューサー：加藤真規ほか 企画・製作・主催：Bunkamura、Quaras
出演：
生田斗真：アドルフ・ヒットラー(ドイツの独裁者）
東山紀之：エルンスト・レーム(ナチ党の軍人、突撃隊隊長）
木場勝己：グレゴール・シュトラッサー（ナチ党左派の政治家）
平幹二朗：グスタフ・クルップ（戦前ドイツ最大の重工業クルップ社の社長）
2011/2/3(木)晴 7:02-9:53PM(56/休15/61/休10/27)2F下手 客席超満員(760人)
客層：ほぼ全員女性、20-30歳代中心。
客入れ：当日立見は15，6人ほど。折り込みチラシ数枚。パンフなし。物販。
パンフ A4 60ページ 2000円。ポスターは売っていた？。
終演9:51PM カーテンコール2回2分。
今回同時上演の「サド公爵夫人」と対をなすものとして1968年に書き下ろされた
三島由紀夫作品。
舞台。劇場構造をみせる素舞台。開けて外をみせた後、持ち込み式。中央にアーチ
窓をおいてボルコニー、鏡装置の壁、でけえシャンデリア、ロココ調の調度。
左右で白とエンジと分けて党派をわけ。
お話。ヒットラーが首相になった当時、権力を掌握すべく軍部の右派と左派を一度に
切り捨てた「レーム事件」をモチーフ。ヒットラーを信じてやまないレーム、
友に共感しつつも政治家であろうとするヒットラー。2人の脇には、政敵・シュト
ラッサー、「死の商人」クルップが。
酔わせる華麗な台詞に美青年がよく似合う。薄く乾いてはいるが、ナイフのように
鋭利で光沢を放つ、そんな印象のレーム・東山紀之、ヒットラー・生田斗真。
美意識と栄誉、そして恐れ、狂気。ビビッドに演じる、後半・生田斗真が印象深し。
悪魔的でも人間らしい、クルップを平幹二朗が重厚に演じ。その間でかっちりとした
シュトラッサー・木場勝己。充足感あろ競演が楽しいところ。ワグナーやら音楽を
頻繁にいれて情感たかめ、るけど時々うとましく思うときあり。快さを醸すとしたら
危険危険とも。
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