＠渋谷 ギャラリールデコ５階(2011/2/15-209ステージ)
http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/index.html
全自由(整理番号付) 前売2300円 当日2500円
作・演出：福原充則[ピチチ５]
照明・音響・出演：森谷ふみ、光瀬指絵、竹井亮介［親族代表]
当日運営：三村里菜、岩崎有起恵、長谷川和恵
http://jriver.exblog.jp/i0/
2011/2/19(土)晴 1:03-1:57PM(54）長手奥側 客席満員（55人？）
客層：20-30才代中心、男女半々。スーツ客がいない。
客入れ；整理番号順に階段整列。開場時で10人ほど。四方囲み客席、隙間後方に
2列目。長手方向で対峙することが多いけど、どこでもいいかな。 折り込みチラシ
それなり。パンフ A5 2ページ。出演、スタッフ、予定。次回公演。8月アゴラ
フェス「大きなものを破壊命令」。カーテンコール1回
ねこ初見。 森谷ふみ、光瀬指絵のユニットに、名わき役竹井さんを加えての上演。
舞台。素舞台。天井から裸、フードがついた電球が下げられ。これを入切するフット
スイッチが床置き。あと、電気ストーブが上方、蛍光灯が床置き。それぞれ夕日、
ライトサーベルに見立てられ。
お話。趣味で銀行強盗三千余回の妻・洋子、愛しながら困り果てる夫はもと研究員、
現駄菓子屋。2人の間にこましゃくれた子供・太郎が1人。実は彼は父が作り出した
サイボーグ。父親は妻にかく乱され、息子の行く末が案じられてならない。生みの親
だから。
奇想天外押せ押せ演劇。照明・音響・出演のクレジットの通り、役者は片手の小型
テープレコーダでテープを替えて音だし。転換は足下スイッチでぱちん切り替え。
まさに、アナログなライブアクティング。テープ替えにもたつきも確信犯と取り込んで
面白味。軽業一人多役とあわせ、シームレスに今と昔をいったりきたり、枝葉へ
いっては膨らませて、エピソードを拡げては切り替えて面白い。
物語は、普通なんて言葉を知らぬげに奇想天外な展開。ロボット人間研究きわまって
愛を求め、道を踏み外しストーキングを重ね、盗癖女と結婚。愛の勘違いと思いなが
ら、退屈を嫌い、日常に堕ちない男のもとに戻る妻。嘘に掛ける屈託した情熱と、
福原作品でおなじみの負のやる気（強盗当然とか、抑え切れない好奇心を薬で抑える
とか）が、面白くしょうがないねこ。
役者。竹井さんを筆頭にストイックな役者さんばかり。型破りキャラを真顔で演じて
なお面白し。
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