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＠恵比寿 エコー劇場(2013/3/12-17 7ステージ)
http://www.s-echo.co.jp/
全指定 前売3000円 当日3500円 学生2500円
作:ナガイヒデミ 演出:丹野郁弓［民藝］ 美術：島 次郎 衣裳：森川雅代
照明：前田照夫 音響：秦 大介 舞台監督：川原清徳 演出部：大平扶紀子
プロンプター：森田咲子 宣伝美術：早田二郎 ドラマドクター：土田英生
宣伝：河口祐子 プロデューサー：菅野重郎 制作：日本劇団協議会
主催：文化庁・日本劇団協議会
出演：
小須田康人：宗内敦志(喫茶店マスター)
近江谷太朗：並木楓太(営業マン 敦志と同郷同級生)
津田真澄［青年座］：田島奈津(教師 二人と同郷）
2013/03/12(火)晴 7:01-8:13PM(1'10)前方中央 客席ほぼ満員(120人)
客層：大人中心、女性過半数。
客入れ：座席案内積極的。最前列は万一の水対応ビニール用意。折り込みチラシ
それなり。パンフ B5 7ページ。物販なし。カーテンコール1回。
終演後、戯曲賞贈賞式9分あり。みなレインブーツか裸足(演出家)という記憶に
残る会となり。
戯曲賞受賞に伴う舞台上演。
舞台。半地下の瀟洒な喫茶店。上手に入口、上階からの階段。正面上に明かり取り窓
下手奥にカウンター、店内に丸テーブルと椅子3組。
お話。四国の山里を故郷に持つおさな馴染み達。友人の通夜の夜、久々に集う彼ら。
記憶力があるマスターから恋バナ話、浮気性なのか？な楓太をからかい。遅れてきた
年下の女性から、亡くなった女のことが告げられ。巡る哀しい記憶、残されたという
意識、孤独の痛みが浮かんでくる。
今とあの頃、追想と悔恨。誰もが持つ痛み、互いに抱きあう慈しみ。40-50才代の
生々しい同世代感覚から普遍のものとして描いていく。緊密、親密な会話は闊達に
交わされて、悲しみに沈むときでも重くはならず○。とりわけ、女性作家が意外な
ほど男性の会話がよく描かれ。まるで当て書きのような、主人公によりそう役者達
の好演もあり。傷ついて思い零れて、慈しみあう後半にはもらい泣きねこ。
記憶の底に潜り、救い出す意味あいのか、本水が張られていく舞台も頷け。
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