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 蜷川幸雄演出 彩の国シェイクスピア・シリーズ第27弾「ヘンリー四世」

 @与野本町 彩の国さいたま芸術劇場大ホール(2013/4/13-5/2 18ステージ)
 http://www.saf.or.jp/
 全指定 S席9000円 A席7000円 B席5000円 学生B席2000円
  大阪 シアター・ドラマシティ 5/7-12 6ステージ
  福岡 キャナルシティ劇場 5/17-19 3ステージ
  豊橋 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール 5/24-26 3ステージ

 演出:蜷川幸雄 作:W.シェイクスピア 翻訳:松岡和子 構成:河合祥一郎
 美術:中越 司  照明:勝柴次朗  衣裳:小峰リリー  音響:高橋克司
 ヘアメイク:佐藤裕子  音楽:阿部海太郎  擬闘:栗原直樹
 演出補:井上尊晶  舞台監督:小林清隆
 制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ
 企画:彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会

 出演: 第1部/第2部
 吉田鋼太郎: サー・ジョン・フォルスタッフ/サー・ジョン・フォルスタッフ
 松坂桃李 : 皇太子ヘンリー(ハル王子)/皇太子ヘンリー(後にヘンリー五世)
 木場勝己 : ヘンリー四世/ヘンリー四世
 立石涼子 : クイックリー(イ一ストチーブの居酒屋のおかみ)/クイックリー
 星智也  : ハリー・パーシー(ホットスパー)/街の人、兵士、従者
 矢野聖人 : ランカスター公ジョン(ヘンリー卿の三男)/ランカスター公ジョン
 冨樫真  : パーシー夫人/ドル・ティアシート
 磯部勉  : ウェスモーランド伯爵/ウェスモーランド伯爵
 たかお鷹 : ウスター伯爵/シャロー(地方治安判事)
 辻萬長  : オーウェン・グレンダワー/高等法院長
 瑳川哲朗 : バードルフ/バードルフ

 手塚秀彰 : サー・リチャード・ヴァーノン、貴族、居酒屋の客/ヘイスティングズ卿、貴族
 塾一久  : ノーサンバランド伯爵、貴族、居酒屋の客/ヨーク大司教スクループ、貴族
 間宮啓行 : ウォルター・ブラント/ピストル
 鳥山昌克 : ビートー、貴族/ピートー、デイヴィー、兵士、貴族
 妹尾正文 : ギャッズヒル、貴族/ウォリック伯爵
 大川ヒロキ: ポインズ、兵士/ポインズ、兵士、貴族
 岡田正  : 旅人1、貴族、居酒屋の客、兵士/サイレンス(地方治安判事)、街の人、貴族
 二反田雅澄: ダグラス伯爵、貴族、居酒屋の客/警吏スネア、フィーブル、兵士、従者、役人
 清家栄一 : 州長官、貴族、居酒屋の客、兵士/モーブレー卿、貴族
 飯田邦博 : 旅人2、助祭長、貴族、居酒屋の客、兵士/ガワー、サー・ジョン・コールヴィル、貴族
 塚本幸男 : 人夫1、召使い、貴族、居酒屋の客、兵士/ブルカーフ、街の人、兵士、貴族
 新川將人 : モーティマー卿、貴族、兵士/警部ファング、モールディ、兵士、従者、役人
 福田潔  : 人夫2、貴族、居酒屋の客、兵士/ウオーツ、楽士、街の人、兵士、貴族
 井面猛志 : 居酒屋の客、兵士/グロスター公ハンフリー(ヘンリ一四世の四男)
 篠原正志 : 居酒屋の客、兵士/クラレンス公トマス(ヘンリー四世の次男)
 澤魁士  : 馬丁、貴族、居酒屋の客、兵士/シヤドー、街の人、兵士、貴族
 野辺富三 : 給仕フランシス、貴族、兵士/給仕フランシス、兵士、貴族、従者
 土井睦月子[さいたまネクスト・シアター]: モーティマー夫人/街の人
 齋藤慎平 : 使者、居酒屋の客、兵士/使者、街の人、兵士、従者
 中島来星(ダブルキャスト亜蓮): −/小姓

 2013/05/01(水)曇/雨 1:02−5:24PM(2'12/休20/1'46)2F中央 客席満席(700人?)
 客層:20-30才代中心に女性9割。
 客入れ:張り出し舞台、最前?列。折り込みチラシそれなり。パンフ A41枚に配役。
 物販。パンフ いつものホリプロサイズ1500円 Tシャツ2500円 タオル1000円
 A4クリアファイル400円 B2ポスター1500円 デニムトート1800円。
 休憩15分ほどで客席内行商など芝居開始、早め着席が吉。終演5:20PM カーテンコール
 3回4分。1Fはほぼ全員スタンディング。3回目は撤収中に幕が開き、あたふた模様が
 笑いを呼び。

 あと10作でコンプリートかななシェイクスピア・シリーズ第27弾。
 舞台。張り出し舞台、客席手前に階段(スロープ)。素舞台に持ちこみ式。今回は
 ろうそく街灯、ローマ式柱と椅子を置いて、長大な通路を設定。前後、対角、横断と
 替え。とりわけ前後が劇場の深さを活かして見もの。2Fから俯瞰して一層楽しむねこ。
 お話。後ヘンリー5世・ハル王子の放蕩遊び仲間のフォルスタッフ。強慾、好色、
 戦場では臆病者も一家言。世渡り上手と生きてゆくが、即したハル王子に追放の
 憂き目にあう。

 吉田鋼太郎・フォルスタッフがパワフルにコミカルに活躍。歴史劇な物語もイケメン
 王子の勇姿もみんな喰ってしまい。半ばワンマンステージ。彼に酷い仕打ちをする
 (といっても冒頭で仮の姿と告白してるから終始理性的な)松坂桃李・王子。
 ふさわしい甘いハンサムぶりで魅了。柔軟に決めるとこ決めて好感。
 おじさん俳優達が一部と二部で対照的な二役をやったり、今回もサービス。
 と役者は楽しんだのだけど、予習しても舞台上人物相関がわからない。悪い予想通り
 で残念ねこ。

 
 

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