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＠下北沢 「劇」小劇場(2013/9/25-29 7ステージ)
http://www.honda-geki.com/gekisyogekijo.html
全自由 前売3500円 当日3700円 中高生2500円 平日昼割3000円 劇サロ割引3200円
作・演出：大西一郎 舞台美術:伊藤雅子 照明:阿部康子 音響:青木タクヘイ
舞台監督:宮脇良太 宣伝美術:前嶋のの 宣伝写真:藤倉善郎
制作運営:三村里奈 （ＭＲco.） 製作:NGP
出演:
井上英行[横浜スタイル] ：靴磨きな男
猪股俊明 ：銃を持つ男
今井勝法 ：イマイと呼ばれる男
岡見文克 ：番頭と呼ばれる男
菊地 奈緒［elePHANTMoon］：ジョンを飼いならす女
木村健三 ：院長と呼ばれる男
桑名しのぶ：探偵らしき女
坂内愛[オフィスエルアール] ：姪と呼ばれる女
鶴田まや[劇団仲間／かがみ屋] ：鞄を守る女
眞賀里知乃[Func A ScamperS 009]：キー・ハンターを自称する女
依田朋子：声
2013/09/26(木)晴 7:31-9:38PM(2'07)前方上手 客席8割?(40人?)
客層：大人客席。男女半々。
客入れ：開場時数人。4列使用。折り込みチラシ少なめ。パンフ B5 3ページ。
次回公演来年 25周年記念公演。物販なし。 カーテンコール1回。
老舗の小劇場劇団、ベテラン猪股俊明を主役に迎えての新作。
舞台。ハの字な壁。鉄とコンクリートの殺風景。可動式で広がりをみせるけど
続き部屋どまり。
お話。新エネルギー設備で事故、暴走を止められるのは開発者である夫婦だけ。
しかし、妻は食い止められず犠牲となり、残された夫(猪股)は記憶を無くして
しまう。キーとなるのは一丁の拳銃。舞台はTVのチャンネルを切り替えるように
男と取りまく人々の脳内・サスペンス小説な、侵略ＳＦホラーなシーンを飛び回り、
やがて重なっていく。
脳が痺れそうな多層フィクション展開。ヴォネガット「スローターハウス５」、
奇妙な人生を時間旅行するも、ちらりと連想。作家のマニア、オタ趣味を散りばめて
災禍、犯罪、恐怖を薄く笑い飛ばす(捉えどこが無いせいか、客席の反応薄かったけど）。
虚構ど真ん中も、舞台の現実、客席の現実・原発事故を濃く影として映し。それでも
エンタメとして、未来に向かうのには好感。どんでん返し？と、タイム・ス○ープ
ハンターを匂わせるのもしかり。主役・猪股俊明さんがカッコイイ役どころ、
よれよれなところさえ、ベテランの味わい。
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