＠池袋 東京芸術劇場 プレイハウス(2013/10/4-11/24 56ステージ)
http://www.geigeki.jp/
全指定 S席9500円 A席7500円 サイドシート5500円 高校生割引1000円
＠大阪 シアターBRAVA! 11/28-12/1 5ステージ
＠北九州 北九州芸術劇場 大ホール 12/6-8 4ステージ
作・演出：野田秀樹 美術：堀尾幸男 照明：小川幾雄 衣裳：ひびのこづえ
選曲・効果：高都幸男 振付：木佐貫邦子 美粧：柘植伊佐夫 舞台監督：瀬崎将孝
プロデューサー：鈴木弘之 企画・製作：NODA・MAP
出演：
宮沢りえ：ＭＩＷＡ
瑛太 ：赤絃繋一郎
井上真央：マリア
小出恵介：最初の審判、通訳
浦井健治：ボーイ
青木さやか：負け女
池田成志：半・陰陽
野田秀樹：オスカワアイドル
古田新太：安藤牛乳
アンサンブル(50音順)
秋草瑠衣子、秋山エリサ、大石貴也[健康少年]、大西智子、川原田樹、
菊沢将憲[劇団GIGA]、木原勝利[コレクトエリット]、河内大和、近藤彩香、
佐々木富貴子[旧東京ネジ]、佐藤ばびぶべ、佐藤悠玄、紫織、
下司尚実[泥棒対策ライト]、竹内宏樹[空間 悠々劇的]、
手打隆盛[さいたまネクストシアター]、土肥麻衣子、鳥居功太郎、
中原百合香[ピンクブルー]、西田夏奈子、野口卓磨、深井順子[FUKAI
PRODUCE羽衣]、
的場祐太[紙芝居屋]、六川裕史
声の出演 天海祐希、柄本明、大竹しのぶ、橋爪功、美波
2013/10/26(土)曇 7:03-9:12PM(2'05)1F最前方上手 客席満席(830?人)
客層：大人中心、学生ちらほら。女性過半数。
客入れ：客入れ音楽は昭和歌謡じゃないよ。折り込みチラシそれなり、不要チラシ
置き場は判りやすいところに置いて。パンフ A4両面。物販。パンフ A5 1000円。
もちろん美輪明宏×野田秀樹対談収録。役者インタビューのグラディエ-ションを
かけたテキストが凝り過ぎで読みずらし。次回公演。来年5月 BEE 英語版、秋
キル 日韓共同版再演。新作は2015年春。 カーテンコール4回3分。
現存の人物を物語るという珍しい演劇作品。
舞台。持ちこみ式。冒頭は門型壁と平台の殿堂。白と黒、陰陽の椅子。
物語。「美輪明宏」に肉迫する自伝的物語の体。その出生以前、少年ＭＩＷＡと
彼が安藤牛乳と聞き間違う両性具有のアンドロギュノスと2心1体であった少年〜
壮年時代。波瀾万丈の出会いと別れに継ぐ別れ、そして今。
超「美輪明宏」語り、今回はぐっと感情移入できる難解さ。美輪明宏を物語るけど、
それは同性愛者、芸術、昭和、そして長崎の災禍、人間の罪と罰の別の名のこと。
「美輪明宏」がジェンダーを越えて「ＭＩＷＡ」になっていく過程を描き、終盤の
決別は涙なしにみられない万感胸に迫るものあり。な、すったもんだの積み重ねを
いつになく娯楽作に造りあげ。美輪明宏の音源を使った歌の場面とか、ガツンと
くるお楽しみ。1/3は久々に少年を描き。何でも無い言葉が万華鏡のように美しく
多義に輝く野田魔法いっそう。もうよそうと妄想の海にしばし飛び込むけど、
ゼンダ城の虜で円城寺あやが海と叫び、客席を水没させた素敵な錯覚めきを久々。
宮沢りえ、凛々しい。古田新太、太々しいそして優しい。池田成志、奇面組。
青木さやか、箸休め、いてくれてよかった。
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