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 ぬいぐるみハンター「地球の軌道をグイッと」

 @下北沢 小劇場楽園(2013/11/06-17 18ステージ)
 http://www.honda-geki.com/rakuen.html
 全自由 前売・当日共2500円 学生 前売・当日共1500円
 高校生以下 前売・当日共500円

 作・演出:池亀三太 舞台監督:本郷剛史 照明:山内祐太 音響:角田里枝
 宣伝美術:梅本幸希 フライヤー写真:[表・裏:池亀三太]/[中面:井上千裕]
 制作:ぬいぐるみハンター制作部[田村浩子、本橋歩、五十里厚子、中井玲奈]
 演出助手:永田佑衣:相浦いりす 衣装:横内なつみ:藤井美沙 WEB:平舘宏大
 企画・製作:ぬいぐるみハンター
 出演:
 神戸アキコ
 浅利ねこ
 猪股和磨
 竹田有希子
 梅本幸希
 森崎健吾
 土田香織
 富田庸平
 羊田彩佳

 2013/11/12(月)晴 7:33-8:53PM(1'20)右手中段 客席9割(45人)
 客層:20歳代中心、女性過半数。単独客中心。
 客入れ:開場時10人弱。椅子4列、ベンチ1列の通常客席、千鳥配置。ローテーション
 するのでどこの位置でもいいかも。折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。
 物販。台本 800円。過去台本データ版。カーテンコール1回。

 新作、劇団員のみ公演。
 舞台。舞台幅いっぱいの長机、とりどりの椅子。下に衣服。
 お話。向こう見ずな企画が伝統の大学ワンダーフォーゲル部。そこに飛んだ邪鬼な
 天才が入部。そのわがままな言動にかき乱されつ、逆に仲を深める一同。例によっ
 て企画中止のその日、天才は思いがけない提案をし、彼らのその後の人生を決める。

 天才の孤独、凡人の哀しさ、総じて人間の愚かしさ、愛おしさを描く会話劇。
 ポツネンと天才、がちゃがちゃとした周囲の構図を繰り返し、ぐちゃぐちゃの男女、
 人間関係を浮かばせ。わかり合えない溝を深掘りしつつ、それでも繋がろうとする
 希望を覗かせ、ほろ苦い。人の話を聞いちゃいないよに畳みかけ、ふっと我に帰る
 緩急、スピード感あるトークは流石。神田アキコの得体の知られない気高さが独特
 零れる人間味にほろり。お守り役・浅利ねこ、猪股和磨の暖かみに微笑み。

 
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