＠吉祥寺 吉祥寺シアター（2014/01/30−2/2 5ステージ）
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
全自由 一般2800円 学生2500円 当日3200円
＠大阪 大阪市立芸術創造館 1/16-17 2ステージ
作・演出：矢内原美邦 映像：高橋啓祐 舞台監督：鈴木康郎 照明：南香織
宣伝美術：石田直久 チラシビジュアル：竹本真紀 企画運営・制作：precog
主催：ミクニヤナイハラプロジェクト、大阪市（大阪公演）
共催：公益財団法人武蔵野文化事業団（東京公演）
出演：
足立智充：オガワ（災禍後超人類？、内なる影に怯える）
光瀬指絵：ヤマムラ（災禍後、女になってしまった）
本多 力[ヨーロッパ企画]：シミズ（普通の人、隠れて過ごしている）
2014/01/30（木）晴 7:35-8:47PM（1'12）前方中央 客席9割（200人）
客層：20-30才代中心、中年層結構。男女半々。
客入れ：ロビーに写真パネル展示。入場時10数人。通常客席。折り込みチラシ
それなり。パンフ A4両面。物販 手拭い1000円
舞台。シンプルな机とゴミ箱３、中央に窓フレーム、上手奥に衝立。衝立には
主にオガワの影（棒？ねぎ？をもったシルエットと、分散するイメージ）を投影。
お話。災禍の後、超人類となったオガワ、女になったヤマムラ。避難してきた
その場所で「作業」をしている。他人から疎まれているという、普通の人・シミズは
ひっそりほふく前進で目立たないように過ごしている。それぞれが悩みを独白、
危うい内なる影に乗っ取られそうなオガワ、女になってしまったハンディとか
逡巡するヤマムラ。シミズには今いる世界が脅威で、壁の向こうに逃れたくて
しかたがない。
高速自問自答・自走演劇、底にあるのは世界への不安と孤立。展開につれて言葉と
動きは加速度とも増量増大。しかしながら悩みが尽きず、救いはないという、
てんてこ舞いの煩悶ぶりがまあすごい。不死のオガワは絶対孤独の未来をみこみ、
普通の人シミズは脱出かなわず死を迎え、女になったヤマムラはただ前途不明。
あり得ないくらいに高密度に詰め込んだ脚本と、高速の言葉と動きで対応する
役者にはただもう拍手。キレのいい足立さん光瀬さんの2人と、正反対の本多さんの
取り合わせの妙があり、リズム、テンポとも良く、楽しんで見るねこ。
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