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 彩の国さいたま芸術劇場開館20周年記念 さいたまネクスト・シアター第5回公演
 「2014年・蒼白の少年少女たちによる「カリギュラ」」

 @与野本町 彩の国さいたま芸術劇場 インサイド・シアター(大ホール内)
 http://saf.or.jp/arthall/
 (2014/2/15-27 14ステージ)全自由 一般4000円 メンバーズ3600円

 作:アルベール・カミュ 翻訳:岩切正一郎 演出:蜷川幸雄
 演出補:井上尊晶 美術:中越司 照明:岩品武顕 音響:高橋克司
 衣裳:紅林美帆 ヘアメイク:鎌田直樹 擬闘:栗原直樹 振付:青木美保
 演出助手:塩原由香理 舞台監督:平井徹 宣伝美術:柳沼博雅
 制作統括:渡辺弘、木村浩利
 主催・企画・製作:公共財団法人埼玉県芸術文化振興財団
 出演:さいたまネクスト・シアター
 内田健司 :カリギュラ
 周本絵梨香(浅野 望) :セゾニア
 小久保寿人:エリコン
 白川 大(砂原健佑):シピオン
 川口 覚 :ケレア
 手打隆盛 :老貴族セネクトュス
 堀 源起 :第一の貴族
 松崎浩太郎:貴族メテリュス
 浦野真介 :貴族レピデュス
 鈴木彰紀 :貴族オクタヴュス
 松田慎也 :財務長官パトリシュス
 鈴木真之介:メレイア
 橋英希 :ミュシュス
 竪山隼太 :貴族リュシュス
 續木淳平 :貴族カシュス
 堀 杏子(日替わり):ミュシュスの妻

 浅場万矢、茂手木桜子、長内映里香、浅野 望、市野将理、坂辺一海、砂原健佑、
 堀 杏子、呉 美和、佐藤 蛍、田中りな、安川まり:貴族

 阿部 輝 :貴族・第一の詩人
 竹田和哲 :貴族・第二の詩人
 平山 遼 :貴族・第三の詩人
 吉村照道 :貴族・第四の詩人
 橋英希 :貴族・第五の詩人
 井上夕貴 :貴族・第六の詩人
 銀ゲンタ :貴族・第七の詩人
 松田慎也、平山 遼、市野将理、坂辺一海、郷園高宏、鈴木真之介:衛兵
 市野将理、郷園高宏:奴隷
 鈴木彰紀、竪山隼太、鈴木真之介、松崎浩太郎:ダンサー

 2014/02/19(水)晴 6:35-9:49PM(1'25/休14/1'32)正面前方中央 客席満席(140人)
 客層:20-30才代女子最多に幅広く。女性過半数。
 客入れ:三方囲み席。最後尾2列は不使用、前方3列のみの平日ソワレ。休憩後の
 唯一エンタメショー場面は正面向き、また見えない鏡がある設定なので、押さえたい
 席はまず正面。会場へ出入りの旅、いってらっしゃいお帰りなさいませと声かけられ
 て、こそばゆし。折り込みチラシそれなり。パンフ B5横 7ページ+本日配役+
 蜷川さん挨拶1枚。マームとジプシーcocoonをみて「藤田さんのような心うつ演劇を
 つくりたいと心から思った」「カリギュラは藤田さんへの、年上の世代からの心から
 の返答歌」。物販なし、チケット販売。カーテンコール3回3分。

 小栗旬君(今日の客席に)主演の本公演以来の蜷川演出。
 舞台。正面に観音式の大鏡。椅子など持ち込み式。
 お話。最愛の妹を喪った若き皇帝、ままならぬ世界の理を知らしめすことに発起、
 不条理な悲しき暴君と化す。周囲は大迷惑ですよ。

 内なる対話劇。沁みるけど地味、観客の愛ある集中力あれば吉。青春残酷、砂鉄の
 物語とみるねこ。演劇、芸術ら想像に関わるものの現実との葛藤劇とも。タイトル
 ロール内田君。細身だけど折れそうで折れない、芯のある力を感じさせ。考える葦
 または柳の印象。対するクールなケレア川口君、考え違えどカリギュラを一番理解
 しているのは川口君ねと頷ける演技。なぜか老け役がいいネクストシアター、今回も
 まず堀君、ほか手打君がいい感じな老いっぷり○。

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