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 日本の30代 (ニッサン)「十二夜」

 @下北沢 駅前劇場(2014/4/18-28 12ステージ)
 http://www.honda-geki.com/ekimae.html
 指定 前売3800円 当日4000円 自由 前売3300円 当日3500円
 高校生 前売1800円 当日2000円

 作:W.シェイクスピア 翻訳:小田島雄志 演出:鵜山仁[文学座]
 舞台監督:古屋治男 美術:乗峯雅寛 音楽:門司 肇 音響:秦 大介 照明:古宮俊昭
 衣装:伊藤早苗 演出助手:稲葉賀恵 宣伝美術:中島基文 宣伝写真:浅田政志
 ウェブ:林 大輔、コシ PV作成:朝日太一 制作進行:リトルジャイアンツ
 http://www.nihonno30.com/
 出演:
 平岩紙 [大人計画] :ヴァイオラ/シザーリオ
 富川一人[はえぎわ]:セバスチャン(ヴァイオラの兄)
 井澤崇行:オーシーノー(イリリアの公爵)
 延増静美[毛皮族]:オリヴィア(伯爵令嬢)
 鈴真紀史[はえぎわ]:マライア(オリヴィアの侍女)、役人
 少路勇介[大人計画]:サー・トービー・ベルチ(オリヴィアの叔父)
 井本洋平[温泉きのこ]:サー・アンドルー・エーギュチーク(トービーの友人)
 井内ミワク[はえぎわ]:フェービアン(オリヴィアの召使い)、
  ヴァレンタイン(オーシーノーの家臣)
 町田水城[はえぎわ]:マルヴォーリオ(オリヴィアの執事)、船長、神父、役人
 竹口龍茶[はえぎわ]:フェステ(オリヴィアの道化)
 羽鳥名美子[毛皮族]:アントーニオ(セバスチャンの友人)

 2014/04/26(土)晴 7:04-9:08PM(2’03)前方中央 客席9割(110?人)
 客層:20-30才代と中年層。女性過半数。
 客入れ:桟敷自由席1,2列、指定椅子7列。折り込みチラシ厚め。パンフ B5
  3ページ。物販。Tシャツ2500円は売り切れ。カーテンコール1回1分。

 小劇場演劇劇団 大人計画 はえぎわ 毛皮族など30代俳優達が立ち上げたクロスオー
 バー劇団。作品は古典名作、演出は新劇の泰斗・文学座から鵜山仁と 未知への挑戦な
 旗揚げ公演。
 舞台。紅白ストライプで床面〜役者の衣装ワンポイントまで彩って祭りムード。
 港と青空の背景とも、全体が潮風に晒されたよな加減で、哀愁添え。
 衣装はポップ、パーティドレスのように陽気またスイートな色彩、オシャレデザイン。
 顔メイクは白塗りにチーク、お惚けキャラにはマンガのように髭や眉を描き加えたり
 と祭り趣向。

 お話。難破上陸した国で、行き違いをする双子の兄妹。その妹を中心に、傍目に
 愉快な恋の勘違いと悪戯の顛末、片思いの切なさを描く。

 リズミカルで歌うような舞台、奇をてらうことなく台詞と物語を心地良く聞かせ。
 ノイズまじりに悲喜劇を表現してきた出自劇団とは真逆の世界で大健闘の役者陣。
 冒頭は全員で楽器演奏、歌いと調子良く。流れるようなテンポとリズムを保ちつつ
 スポットでお茶目な表情つけ、キャラ芝居で笑わせ。普段の彼らからすると、もどか
 しさを感じるけど、そこも含めて大奮闘と受取るねこ。ほどよいコメディアンヌぶり
 の延増静美、てんてこ舞いで乱れても品はいい・町田水城、終始端正に演じた平岩紙
 が印象。

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