＠与野本町 彩の国さいたま芸術劇場小ホール(2014/8/7-24 20ステージ)休演8/11,18
http://www.saf.or.jp/arthall/
全指定 一般6500円 メンバーズ6000円 U-25チケット3000円
作：W.シェイクスピア 演出：蜷川幸雄 翻訳：松岡和子
演出補：井上尊晶 美術:中越司 照明:岩品武顕 音響:高橋克司
衣裳:宮本宣子 ヘアメイク:佐藤裕子 音楽：かみむら周平 擬闘：栗原直樹
振付：佐野あい 演出助手:藤田俊太郎 舞台監督:山田潤一 宣伝美術：野寺尚子
制作統括：渡辺弘、木村浩利 主催：公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
企画・制作：公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団、ホリプロ
出演：
菅田将暉：ロミオ
月川悠貴：ジュリエット
矢野聖人：マキューシオ
若葉竜也：ペンヴォーリオ
平埜生成：ティボルト
菊田大輔：パリス
原 康義：僧ロレンス、僧侶、舞踏会の客
青山達三：薬屋、僧侶、舞踏会・客、夜警1
塾 二久：モンタギュー、僧侶、舞踏会の客
廣田高志：エスカラス大公、僧侶、舞踏会の客
間宮啓行：キャピュレット
大鶴佐助：ピーター
岡田 正：乳母
清家栄一：キャピュレット夫人
山下禎啓：モンタギュー夫人、舞踏会の客、夜警2
谷中栄介：僧ジョン、僧侶、キャピュレット家の若者
鈴木彰紀(さいたまネクストシアター) ：サムソン
下原健嗣：僧侶、キャピュレット家の若者、パリスの小姓
ハイクラソーナ エスカラス大公の供、舞踏会の客、夜警3
後田真欧：グレゴリー
小松準弥：エイブラハム
佐藤 匠：モンタギュー家の若者
原 零史：モンタギュー家の若者
福山翔大：バルサザー
竹村仁志：モンタギュー家の若者
西村 聡：キャピュレット家の若者
2014/08/10(日)暴風|雨 6:35-9:46PM(1'17/休16/1'35)正面上 客席満席(350人)
客層：ほぼ全員女子 20才と親世代。
客入れ：トイレは大ホール側も開放。折り込みチラシ厚め。パンフ 配役表1枚。
物販。パンフ A4 1500円 Tシャツ2500円 トートバッグ1000円 ポスター600円
クリアファイル500円 9:43PM終演 カーテンコール3回3分 部分スタンディング。
全員男性、若手中心キャストでの４演。
舞台。装置は上空のシャンデリア、持ちこみ式のベッド、プランター以外はなし。
基本素舞台を見下ろす格好。2階の回廊〜正面バルコニーも存分につかいこなして
立体的な導線を施し。
お話。二つの家、ゆかりの若者達の抗争に巻き込まれた、運命の男女の悲恋。
非常事態のただ中にあるような緊迫感、野外劇な臨場感で迫る、惨劇としてのロミ
ジュリ。怒号をあげて駆け回り、闘う若者達。我知らぬ大人達との対比がくっきり。
ラストシーンは現実をも越える演劇が席巻。雄叫びとも嘆きとも突き刺さる終幕とし。
聡明で醒めたジュリエットと、少年らしい無邪気さと危うさをもつロミオ。恋の甘さ
はなく、刹那の愛おしさが胸に迫り。死亡フラグな台詞が一層堪らない。
体当たりの菅田、月川の演技は見もの。菅田君一途さには花束をあげたくなるねこ。
ベテラン達、脇役をきっちり。乳母の岡田さん、この役がこんな生々しく肉迫する
なんてと、驚くねこ。
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