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＠下北沢 ザ・スズナリ（2023/12/21-29 11ステージ）
全指定 先行予約4500円 一般前売・当日5000円 U25割引 3500円
高校生割引 1500円 遠方割引(関東一都六県以外)4000円
脚本：高木登 演出：小崎愛美理［フロアトポロジー/演劇ユニット鵺的］
舞台監督：田中翼、伊藤新 アンダースタディ：今井勝法（theater 045 syndicate）
演出助手：石塚貴恵 照明：阿部将之（LICHT-ER） 音響：平井隆史（末広寿司）
Sound/noise/music/composer：北島とわ（Portowal birch）
舞台美術：荒川真央香 宣伝美術：羽尾万里子（Mujina:art）webデザイン：成川知也
衣装：髙木よしこ 舞台写真撮影：石澤知絵子 ビデオ撮影：小崎愛美理、
浪谷昇平、江口嵩大、寺島麻美、周浩田
監修：古池秀（東京弁護士会） 制作：J-Stage Navi（島田敦子、早川あゆ）
制作協力：塩田友克 賄い方：山本かおり 企画協力：contrail（加瀬修一）
出演：
堤千穂［演劇ユニット鵺的］：道原さとみ（臨時的任用教員）
山像かおり［西瓜糖］ ：諸星三津子（学校長）
佐瀬弘幸［SASENCOMMUN］ ：荒木伸三（教頭）
森田ガンツ［猫のホテル/なかないで、毒きのこちゃん］：前田義朗（二-Ａ担任）
本井博之 ：稲川昭（二-Ｃ担任）
小西耕一［Straw&Berry］ ：戸部圭一（二-Ｂ前担任）
とみやまあゆみ［演劇ユニット鵺的］：高梨一恵（スクールカウンセラー）
井神沙恵［モメラス］ ：星野多恵子（養護教諭）
渡辺詩子［SPARKO］ ：松川涼香（スクールロイヤー）
小町実乃梨 ：真鍋紫乃（生徒）
野花紅葉［モミジノハナ］ ：中島朱羽（生徒）
吉水雪乃［風雷紡/コマイぬ］：今野藍（生徒）
函波窓［ヒノカサの虜］ ：相月琢磨（生徒）
ハマカワフミエ ：霜澤樹子（道原さとみの元教師）
寺十吾［tsumazuki no ishi ］：村田和夫（保護者）
2023/12/29(金)晴 2:05-4:26PM(2'21)後方中央 客席ほぼ満員(110人)
客層：男性過半数、20-30才代中心、ベテラン結構。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。本舞台との間、通路もアクトエリアにつき、
荷物置き注意あり。雛壇にクッション追加パイプ椅子9とベンチ1。当日パンフ B5
3ページ。物販。未確認。開演定時2分前から堤千穂さん板付き、徐々に集まり。
終演後、残された道原さとみ役・堤千穂さんのみカーテンコール1回。拍手鳴り
止まずも2回目はなし。
フロアトポロジー主宰・劇団員でもある小崎愛美理さん演出の新作。
舞台。本舞台前、向かうように学校椅子を列べて、出待ちの間、役者はガヤに扮し
参加。客席通路と下手側の外部へのドア、上手の劇場入口ドアを使用。「学校外」と
ドア締め「立ちきり」音を有効活用。本舞台の下手側半分は前傾した鏡面壁、
上手よりの壁も鏡面あり。明かりが入ると、2面かそれ以上の視点での光景を映し出し。
お話。学校が嫌いだけど、消去法で高校教師に再就職した道原さとみ。押しつけが
紋きりが嫌だから、生徒にもかまわずの本音通し。変わり種と生徒達は逆に不安、
心配だけど、嘘がないと好感を抱かれ。その現場では突然引きこもり、親が強弁家の
生徒と、心痛故休職中の担任教師の問題があり。同僚同士が対応、引き継ぎ不要との
ことも、学校本位なありさまに黙っては居られず、（嫌だけど）関わりを深めていき。
広義なパワハラ定義、気づかいと批判に翻弄され、現実と理想の狭間でおっかな
びっくりとしながらも、救いたいとの思いを失わない人達の途上記。
悩ましい現場のブラックコメディと思いきや、驚くほど、いずれの立場でも本音、
率直さが飛び交って、嫌らしくても清々しい(トンネン出口の明るさ味）という妙。
苦境にあればあるほど、なんだろ、愛を感じるという。作家のフラットな視点故
かしらん。鋭く、とても丁寧に人の生き方を描いてて、素敵な群像劇でもあると
思いながらみるねこ。キャラと演じる役者さん○。道原さとみ・堤千穂さんの
困った顔に味わい。生徒役・野花紅葉さん、鮮やかでいて繊細。ベテラン教師・
森田ガンツさん、老けすぎ。空間使いが秀逸。多面広範な見せ方。転換間合いの
恐れの表象なホラー音響と照明。使い倒されたスズナリも喜んでいると思うねこ。
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