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＠与野本町 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール（2024/03/29-30 2ステージ）
全指定 一般5000円 メンバーズ4500円 U-25*2500円
＠京都 ロームシアター京都 サウスホール 4/5 1ステージ
振付：ノエ・スーリエ
音楽：ノエ・スーリエ、トム・ドゥ・コック、ゲリット・ヌレンス
パーカッション：トム・ドゥ・コック、ゲリット・ヌレンス（イクトゥス）
照明：ヴィクトール・ピュレル 制作：セリーヌ・シェフー、アデル・テボー
製作(初演): ND Productions 製作総指揮:アンジェ国立現代舞踊センター
(Cndc - Angers) 共同製作:ベルリン国際ダンスフェスティバル “8月のダンズ/
ヘッベル・アム・ウーファー2(ドイツ・ベルリン)、 国立振付開発センター(フランス
・トゥールーズ/オクシタニー)、シャイヨー国立劇場(フランス・パリ)、
フェスティバル・ドートンヌ(フランス)、フランス国立ダンスセンター(フランス・
パンタン)、 リール歌劇場(フランス)、フライブルク市立歌劇場(ドイツ)、
ポルト市立劇場(ポルトガル)、 カーイテアター(ベルギー・ブリュッセル)、
パクト・ツォルフェライン(ドイツ・エッセン)
世界初演:2018年8月30日 ベルリン国際ダンスフェスティバル
“8月のダンス/ヘッベル・アム・ウーファー2(ドイツ・ベルリン)
主催・企画・制作：彩の国さいたま芸術劇場（公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団）
共同招聘：ロームシアター京都（公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団）
助成：Dance Reflections by Van Cleef & Arpels
ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ＆アーペル
文化庁文化芸術振興費補助金（舞台芸術等総合支援事業）独立行政法人日本芸術文化
振興会 後援：在日フランス大使館／アンスティチュ・フランセ
出演：ステファニー・アムラオ、ジュリー・シャルボニエ、
アドリアーノ・コレッタ、船矢祐美子、ナンガリンヌ・ゴミス、ナン・ピアソン
2024/03/29(金）晴 7:06-8:12PM(64)前方上手客席9割（550人）
客層:2世代 20-30才代女性とベテラン中心。
客入れ:感染対策 特段なし？。劇場リニューアル、定番のトイレ美化、増設、椅子も
新しい？。通常客席 2,3Fは不使用。当日パンフ A5冊子。物販。劇中語られる、
ヴァージニア・ウルフ小説本「波」 カーテンコール3回。
フランスの振付家、2018年作品、本邦初演。
構成。大きな動き、日常振りのとりどりからの大小編成や濃密なコンタクトダンス。
終幕近くに集約の流れが兆すけど消え。ツインパーカッションのリズムが終始緊密に
ダンスに呼応して混然一体。
始まりも終わりもない、こうと定めぬものがスリリングに展開する。タガが外れたか
！？というダイナミック、昆虫！？な奇態、見慣れた日常ぶりとアイコンタクトの
交流、それと「波」の意味深テキストモノローグ。ガチャガチャだけど勝手気まま
ではなく、振りは行き渡っていて、それぞれなりに振りの型を変えながら、グルーブ
は途絶えない。一方、テキストのモノローグやアイコンタクトら、静の時々もあり。
ユニークで面白い。たぶん、リピートしても飽きずに見られると思うねこ。
ポスト・パフォーマンス・トーク 8:20-8:59PM(29)
ノエ・スーリエ、富田大介（明治学院大学 文学部 芸術学科 准教授）、
佐藤まいみ（彩の国さいたま芸術劇場 プランニングアドバイザー）
司会 ビデオでは見ていたが初めて（生）で今日見た。別の世界、宇宙へいって別の
生物を見ているみたいだった。
ノエ （感想）照明、音響が素晴らしく響いていて嬉しい。
富田 直ぐ言葉にするのがもったいない。、終わってほしくない。ダンスが夢のように
続いて。意識の持続だけでなく、消えたり現れたり浮かんだりして。ノエにとって
ダンスは何か？。
ノエ 振り付けた時、沢山のアクション、ムーブメントが濃密にあるけど、何もない
瞬間、ダンサーがお互いに見つめる時間もあって。その2つの時空間があって、
把握ができない。虚無の時間、ミニアムでピュアな、サイレントな時間が観客の
皆さんの集中力でほんとにあって感動した。
富田 広い空間で一人だけでも、エルボの動きなどに目がいってしまう。
ノエ 協奏曲のアンサンブルとソロパートの例え。（つくりかた）作曲家がいない、
スコアがない。ミュージシャンと、ダンサーは密接に一瞬で決めて、シークエンス
毎に動きを決めていった。時間が掛かった。ミュージシャンは一生懸命にダンサー
を見て、観客の方は見ていない。
富田 新しいダンス言語が立ち上がっていた。その欲望はあるのか。
ノエ 多分そう。バレエ、ボストモダンのダンス言語の勉強をした。豊かになって
消化して、その後に来るもののがつくれたらと思っていた。幾何学的な（カンパニ
ーを例示）、その方法ではなく、エネルギーを使って、動きをつくってゆくこと。
エネルギーをどう使うか。ラインの動きは重要ではない。型が定義されないことで
ダンサーは揃っていなくとも、各々で。
富田 日常の動きをつくりながら、特殊なダンス言語にしている。エネルギーの編集が
面白い。
ノエ 次の動きで中断したり、プレパレーションの時間をもって…、フォーサイスの
幾何学的な動き、バレエの脱構築を挙げながら。
質疑応答
Q1 5感をトータルで。ダンスと音楽が一体、それぞれをどうみているのか。
ノエ ミュージシャン、ダンサー相互で動きのシークエンスを暗記しないと。
木を見る時、人は総合的に感じている。何を見ているかわからなかったならば、
それは本意。
Q2 ラインは重要ではない、ではなにが？。
ノエ 動きと早く次に移るのが難しい。エネルギーのつなぎが難しい。
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