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＠下北沢 小劇場B1(2024/10/6-19 10ステージ)
全指定 前売5000円 当日5500円 シニア4000円(70歳以上)
ハンディキャップ割引4000円 学生2000円 高校生以下1000円
2作品セット券8000円 ギフトチケット3000円
作：李ボラム（イ・ボラム） 演出：宋英徳
翻訳・ドラマトゥルク：沈池娟（シム・ヂヨン）
美術：吉野章弘 照明：桜井真澄 音響：志和屋邦治 衣裳=樋口藍
演出助手：山崎稚葉[劇団キンダースペース] 舞台監督：大島健司
制作担当：栗原暢隆、松井伸子、鍋嶋大輔、佐藤結
プロデューサー：名取敏行 製作：名取事務所
出演：
八頭司悠友：デファン（息子）
鬼頭典子[文学座]：母
横山祥二：父
森川由樹：ユナ（姉）
横幕和美：向かいの奥さん
藤田一真：保護観察官
中田翔真：少年B
2024/10/06（日）曇 7:31-9:10PM（1'38）正面後方 客席9割（90人）
客層：2世代 ベテラン多め 男性過半数。
客入れ：感染対策 マスク着用推奨。正面雛壇に椅子6，ベンチ1、サイドは椅子2、
ベンチ1。当日パンフ A4 3ページ。物販 未確認。カーテンコール2回。
2020年10月初演＠小劇場B1（未見）、配役を変えて再演。
舞台。上手側に自動車整備場設定、奥のスロープから玄関。土間に机、壁に工具、
後方下手よりに四畳半サイズの平土間。座卓、箪笥、下手壁際に冷蔵庫とシンクの
並び。手前側下手側に母屋への入口。全体は鉄パイプで囲われ、閉塞感醸し。
お話。14才で友人と殺害遺棄、実刑判決後模範囚として保護観察中の21才の青年と
家族。罪を背負い、対面し続け、もがきながら生きていく有様を描く。
過酷で難しい題材、人間を良く描いていくが、筆致は温かいものがあり。ガラス細工
ではなく木工の肌触り。血が通った描写で生きていくこと自体の救い（と安易には
言えるものではないけど）が感じられたねこ。役者はそんな人がそこでそうして
生きているという好演。息子役・八頭司悠友さんの身体に打ち込むような演技。
息子を守りたい気持ちと恐れが混交する母役・鬼頭典子さんには何度も胸を突かれ。
息子が先に踏み出すこと、手に職をつけさせることに懸命な、父役・横山祥二さんの
楽観とも取れる愛情ぶり。また、差別主義のとんでもセラピスト役・横幕和美さんが
無自覚に毒を吐いて、張りつめた中でゆるい有様とも苦笑させられ。
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