[ホーム] ［月間一覧］ （本ページは劇団ページが出来次第、そちらにリンクします。）
＠新宿 紀伊國屋ホール(2000/12/30 2ステージ)
全指定 前売り当日とも3,000円
2000/12/30(土)晴れ 1:30-4:35PM(90/休20/65) 後方より 客席８割(350人)
客層：老若男女。年齢層高めの中、20-30才代。女性過半数。
客入れ：当日券あり、補助椅子はなし。折り込みパンフ。いつものA5横冊子。
小さん師匠の回顧録とか。物販。落語ＣＤ各種。
前半、落語。後半、噺家（はな「しか」）による歌舞伎芝居・鹿芝居上演。
１「鷺とり」鈴々舎わか馬
鷺取りにいったところが思わず一緒に飛び上がり、五重塔に不時着。さて。
ひょうひょうと、さらりと語って○。
２「稽古屋」鈴々舎馬桜
枕で花組芝居役者の稽古熱心さ話し。昼の回はゲネプロみたいな、ええとか。
さえない男が持てようと清元のお稽古へ。もちろん勘違いにとんちんかんで。
芝居がらみのずれ話し。風邪気味？、か、本歌な清元さえず。
３「淀五郎」五街道雲助
忠臣蔵を掛けることになったが、判官役者が病気。茶屋の倅が大抜擢、でも
肝心の切腹の場で、由良助役の市川團蔵が花道から近寄ってくれない…。
渋みと味わいある語り口に、ユーモアのせていい感じなベテランの味わい○。
４大喜利「鹿芝居」「与話情浮名横櫛 源氏店一幕」
出演：
お富：加納幸和[花組芝居] 与三郎：馬桜 安五郎：雲助
多左衛門：山下禎啓[花組芝居]
番頭籐八：佐助 女中およし：亀蔵 下男権助：わか馬
「切られ与三郎」で知られた世話物。博徒の妾・お富の処へ、元恋人の与三郎が
強請を名目にやってくる。
掛け軸の「かぶき座の怪人」ポスターで軽く笑いをとって、あとはもう段取りの
悪さもみな確信犯に愉快な鹿芝居。足を引っ張られて、まごつく加納さんとか
美味しいところ。馬桜さんの凄みと情けなさ○。山下さんの男前ぶり◎。
途中、花組芝居１５周年口上。なぜかメイク担当の桂さんも参加。カーテンコール
で、唄と踊りのミニショー。山下・男前美声＋加納・美麗舞い（へっぽこ付き）と
満腹ねこ。