流山児★事務所「Sheep fucker's exit〜殺しのコンチェルト〜」
＠下北沢 ザ・スズナリ（2003/4/16-20 8ステージ）
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
全自由 前売3500円 当日3800円 学生3000円
＠名古屋 七ツ寺共同スタジオ 5/1-4 5ステージ
作：スエヒロケイスケ[tsumazuki no
ishi] 演出：天野天街[少年王者舘]
舞台美術：田岡一遠 照明：小木曽千倉 音響：戸崎数子 振付：夕沈
映像：天野天街 舞台監督：富沢力、小林岳郎 衣装：斉藤千晶
演出助手：矢吹歩雅 宣伝美術：アマノテンガイ 芸術監督：流山児祥
制作：米山恭子 主催：社団法人 日本劇作家協会 製作：流山児★事務所
平成15年度文化庁 芸術団体人材育成支援事業 創作劇奨励公演
出演：
若杉宏二 ：ヤスオ（自己啓発セミナー幹部兼トレーナー）
上田和弘 ：ヒデオ（同上代表兼トレーナー。ヤスオの高校同級）
大内厚雄［演劇集団キャラメルボックス] ：ミキオ(同上アシスタント。元一期生）
さとうこうじ：下左近（シモサコン アシスタント兼経理。セミナー中毒）
イワヲ ：１号コンちゃん（大村だから 二期生）
阿川竜一 ：２号トオルちゃん（山咲だから 二期生）
永野昌也［スエヒロ アンド ザ スロモー スローガンズ］：３号久野君（三期生）
関根靖晃 ：４号佐田君（三期生。セミナー中毒）
眞藤ヒロシ ：５号小山内（三期生。同性愛者）
里美和彦 ：６号鳥海（三期生。小山内の恋人）
栗原茂 ：おっちゃん（セミナーが研修をしてる公園でさぼっているタクシー運転手）
倉持健吾 ：女オトコ（女装オトコ。いつも電話ボックスにいる）
谷宗和 ：シマリス（公園にたむろする盗撮マニア）
竹内大介 ：モモンガ（同上）
甲津拓平：ヤマアラシ（同上）
流山児祥(東京のみ）：おまわり（公園で暇つぶし）
小熊ヒデジ［てんぷくプロ］（名古屋のみ）；同上
2003/4/19(土)小雨 2:06-3:58PM(1'52) 前方より 客席満員（130人）
客層：20-30歳代最多、女性過半数に老若男女。いつもの庶民的客層。
客入れ：整理券配布、劇場前整列して入場。列前後に誘導員、お客はみせあって
慣れたもんだよ入場。荷物預かりあり。ベンチ3列、後方雛壇にパイプ椅子８？列。
下手よりの通路前にベンチがかかり、とりわけ女性は跨ぎ難し（踏んであがる人は
意外に少ない）。場内誘導は4人でこまめにあり。踏んでもいいと言った方がよいの
でわ？。折り込みパンフ。B5 3ページ。役柄の細かな説明つきキャストが珍しい。
作、演出、監督それぞれのあいさつ。スタッフ掲載。次回公演。5月青木砂織演出で
センチメンタル・アマレット・ポジティブ。7月に本公演。物販。ポスター500円。
名古屋の異才（スエヒロケイスケ×天野天街）×流山児 再び。
舞台。コンクリ壁に囲まれた小さな公園。上手に砂場とベンチ、くずかご。下手に
ピンクチラシが貼られた電話ボックス。
お話。自己啓発セミナーの一行。実習と銘打って、エンロール（勧誘）、募金活動
を生徒達に強要。夜だというのに。事務所にもどれないのは、やばい事情から。
セミナーは金になるはずだったのに、儲からず、生徒は減るばかり。もうだめか？。
という表向きはとりあえずおいて、本来の目的がまたやばい、殺し屋養成。選抜した
一期生がターゲットをし損じたの報、しかも逮捕、最悪。嘘に嘘を重ねて、生徒と
自分らを騙してきたが、もう疲れ切り。右往左往と迷走状態の狂騒劇。
バイオレンス・ファニー。荒くれと子供っぽさが混交。珍奇なようで相乗する二種の
顔合わせが面白いねこ。殺伐とした物語に、スイートな照明と音楽演出。ブリーフ
一丁の汗くさい野郎どもが幼児ぶりダンス、とか。意識が飛んだかのように、時間を
行き交い、フラッシュする転換、白日夢のように覆い被さる映像、ら天野演出のトリ
ップ感、存分。無限ループする繰り返しする定番会話が挿入され、脳軟化しそう。
この三人が組んでの作品、シリーズ化しないかしら。
役者。流山児祥。不条理劇にでてきそうな、ヘンなお馬鹿警官を楽しそうに演じ。
若杉宏二。追い詰められた獣みたいな目が情けなく、哀しくて○。
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