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  第十回大手町落語会「師走特別企画 〜落・芸会」

 @大手町 日経ホール(2011/12/24 1ステージ)
 http://www.nikkei-hall.com/
 全指定3800円
 
 企画・制作・主催:サンケイリビング新聞社 協力:日経ホール

 番組
 桂宮治「元犬」    枕6分+噺11分
 昔昔亭桃太郎「ぜんざい公社」 枕15分+噺16分
 柳家さん喬「掛取万歳」枕6分+噺36分

 仲入り12分

 瀧川鯉昇「時そば」  枕10分+噺17分
 柳家権太楼「芝浜」  枕5分+噺36分

 2011/12/24(土)晴 2:00-4:53PM(1'32/休12/1'09)前方中央 客席ほぼ満員?(600人?)
 客層:中高年中心に男性7,8割。タイトルからアトラクションがあるのかと思いきや
 なにもないとパンフに断り書き。パンフ A5 3ページ。次回2/25 場内販売はほぼ
 売り切れ模様。物販。関連ミニコミほか。

 桂宮治「元犬」
 お話。祈願の甲斐あって人間になった犬だが、どうもちんぷんかんぷん。
 
 大顔で愛嬌あり、テンポ好調で熱演。

 昔昔亭桃太郎「ぜんざい公社」
 お話。そんな役所があるのかといくと、書類を書かされて健康診断するなど
 いじれらる。ぜんざいにありつくも甘くない、その心は。

 枕。大手町で転んだで始まり、地方だとトリだったのにぼやき。気前の良かった
 師匠のことなど。とぼけた口調、ギャグも本編もフラットに語って脱力。

 柳家さん喬「掛取万歳」
 お話。大晦日の借金取りをそれぞれが好きな芸趣向で断わり、過ごそうとする。

 枕。桃太郎は傍若無人、なとこに楽屋で笑。間が長くてよく間違えられる。
 芝居上手、芸達者の面目躍如。相手が乗せられてしまうのも頷ける、噺の巧さなり。

 仲入り

 瀧川鯉昇「時そば」
 お話。時間を聞いての銭勘定詐欺を模倣しようとするが、巧くいかない。

 枕。風邪をうつして治すために来た。芸協はゆったり。クレームはやめてください。
 健康の話、嫌いなものはこの年になって食べたくない。

 スタンダードを変調。中近東とのハーフという蕎麦屋だが、蕎麦は本格。銭勘定での
 声かけは好きな甘い物>ココナツミルク。模倣犯も甘い物繋がりのオチ。

 柳家権太楼「芝浜」
 お話。飲んだくれの亭主が拾った50両を夢と偽り、立ち直らせた妻。夫婦愛とも
 出世物語とも。

 枕。なんなのあれ、調子狂うと鯉昇「時そば」。亡くなると芝浜がいいと言われる
 のかと疑問。桂三木助の出世話を、談志が夫婦愛に変えた。

 持ち前の豪快さに、優しさを添えた夫婦の対話をたっぷり語り。長講も聞き入って
 しまうねこ。

 

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