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＠横浜 関内ホール大ホール（2012/08/31 1ステージ)
http://kannaihall.jp/
全指定3500円
主催：tvk（テレビ神奈川） 企画：ラルテ
出演：
志ら乃「唖の釣」枕2分+噺15分
談笑「ガマの油」枕8分+噺18分
志らく「短命」枕2分+噺20分
仲入り14分
談笑「片棒・改」枕1分+噺21分
志らく「疝気の虫」枕4分+噺21分
2012/08/31(金)晴 7:00-9:03PM(62/休14/47)中段中央 客席1F満員(850?人)
客層：中年層中心、男性過半数。20-30才代女性も結構。
客入れ：2Ｆにも客入れの盛況。折り込みチラシ少々。パンフ A5 3ページ。
物販。関連雑誌など。カーテンコールなし。
志ら乃「唖の釣」
枕。着物を忘れて師匠に借りた、貸した師匠が着替えで大変。談志本のＰＲ。
お話。折衝禁断の池に鯉釣り。見つかった言い訳を阿呆に伝授。見つかった阿呆は
逃れるが、その印を伝えなかったばかりに突然見つけられたことにあたふた。
江戸弁、手振り身振りとも勢いあり。顏・表情に癖があって面白く。
談笑「ガマの油」
枕。なにを話すか迷っている。決まらない。犬が苦手、YouTubeで恥ずかしい動画が
アップされている。中華街が近いので、日本人として意見がいいたくなる。こういう
噺はひきますか？。○○をあげても懐は痛まない。こういう噺は気まずいですか？。
お金持ちに食事に誘われた。そば屋にいってそばを食べないとか。今日は客席の
雰囲気が違うのは、配った団扇のせい。
お話。がまの油売り。酔っぱらって、思うようにいかない。
血糊を仕込んで、決まっていないは嘘ですと煙に巻く。途中からスペイン語で
やりきって、以下同文。破天荒で毒気まじりのアレンジがらしく笑うねこ。
志らく「短命」
枕。噺家をクスリに例えてみる。談志はシャブ、客は薬中になる。志ん朝は
ビタミン。円楽はタバコ。それではいけないと目覚めたのが志の輔はサプリメント。
談春は青汁。健康にいいが苦い。呑まないといけないと強迫観念に駆られる。
志らくはマリファナ、覚醒剤とはぜんぜん違う。談笑は脱法ハーブ。という同類
（だっけ）の２人です。
お話。後家に婿入りした男が1年後にはみな死んでしまう。美人だから、短命と言う
わけをやっと得心した与太郎。家に帰り、嫁に勘違いな期待してしまう。
テンポ、掛け合いとも好調。察しがわるい、色気がわからない与太郎と、訳知りの
大家あるいは現実的な女房とのギャップがくっきりと面白く。ラテンな談笑の後
だと、ダークな志らくの旨みが増す印象あり。
仲入り14分
談笑「片棒・改」
枕。２席目をどうしようかと悩む。江戸の風をびゅーと吹かせてみせます。
お話。三兄弟を前に、悋気な父親は自分の葬儀をどうするのかと聞いてみるが、
という古典の設定はそのまま。内容は破天荒。長男がオカマ、次男は父親似の商人
だけど欲深、三男が兄たちと腹違・ユダヤ人とのハーフ。淫ら、派手すぎ、ブラック
の三趣向でのとんでも落語。陽気に毒気を振りまいて楽しいところ。
志らく「疝気の虫」
枕。談志からかわいがられた人たちが次々病気になっている、成仏していない。
列挙、染○郎は家でよく食事をしていたとか。くだらない噺を談志はよくやっていた。
人情噺をやったほうが得。名人会で人情噺をやった後で、トリの小さんはくだらない
噺をやっていて、びっくりしたことがある。談志もそうだった。
お話。疝気の虫から蕎麦が大好物、七味はいけないと聞いた男。医者まがいの手柄を
たくらむが。
久々に聞くというか、見物するねこ。やたらリアルなうんちくを語る虫は談志か
志らくか、そのものかしらん。今回はラーメン屋に関する最新情報満載でした。
サゲのくだらなさは天下一品なり。
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