[ホーム]（個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠有楽町朝日ホール(2013/1/19 1ステージ)
http://www.asahi-hall.jp/yurakucho/concert/index.html
全指定4300円
前座 緑太ろくた「薬缶やかん」噺15分
金兵衛｢蔵前駕籠｣ 枕6分+噺15分
菊之丞｢景清｣ 枕5分+噺19分
喬太郎｢小言幸兵衛｣ 枕5分+噺28分
仲入り23分
さん喬｢棒鱈｣ 枕8分+噺18分
文珍｢憧れの養老院｣ 枕13分+噺18分
2013/1/19(土)晴 2:01-5:02PM(1'38/休23/1'00)前方上手 客席満員（700人）
客層：中高年層中心、2人連れ多め、男性過半数。
客入れ：終演予定5：10PM。折り込みチラシなし、パンフ B5縦折り。豆知識、
次回予告掲載。
前座 緑太ろくた「薬缶やかん」
お話。何でも知ってると言われるご隠居に長屋のはっさんが根掘り葉掘り聞く。
きりっとメリハリある発声で立て板に水。
金兵衛｢蔵前駕籠｣
枕。誕生日に真打ちになった。睦月とむつまじくから。
お話。追剥の影響で吉原の客が激減。そんな折り、加護屋に馴染みから誘いの手紙が
来たと男が飛び込んでくる。これが褌一丁という決死の様子。
おっとり口調、ちと平板に感じて、うとうとねこ。
菊之丞｢景清｣
枕。目の悪い人が客席にいたりすると、ねたを配慮するとか楽屋内話し。演じるのが
巧かった落語家のこと。
お話。木彫り職人が眼病から失明してしまう。霊験あらたかという寺に日参するが。
あまり芝居がからないニュートラルな語り口でさらりもしっかり。
喬太郎｢小言幸兵衛｣
枕。ようこそさん喬、喬太郎の会へ。一緒の必要がない、自分が前にやるので
ヤりにくい。楽屋にお歴々がいると、いろいろ耳に入ってきて地獄という話し。
お話。「小言幸兵衛」というほど小言が多い家主。貸家を借りに来るものへ、
はしばしにまで文句をつけて帰してしまう。そんなところに言葉が丁寧な男がやって
くる。いったんは気に入った様子だったが。
調子に乗りすぎの妄想一人芝居ぶりが愉快。真顔なのがなお可笑しい。
仲入り
さん喬｢棒鱈｣
枕。正月は疲れる。ワインは面倒くさい酒。どんなところで飲むか。陽気な飲み方が
なにより。
お話。料理屋、江戸っ子の二人が酒を飲んでいると、隣座敷にいた田舎侍が江戸では
聞きなれない唄を唄い出して。
人情噺もよけれど、バカキャラを演じるとなお面白く思えるねこ。
文珍｢憧れの養老院｣
枕。タブレット端末やスマートホンをおっさんが使ってとほほなど小ネタ。
60を回るとどう齢を重ねるか。ねた取材のため養老院へばあさんが元気、じいさんは
俊寛など。
お話。老人夫婦のすれちがい、とぼけた会話から予想外の展開へと。
高齢化ネタがふんだん。枕か噺か渾然とするほどに。中高年中心客の忍び笑い、
爆笑を誘い。
[月間一覧］