＠高円寺 座・高円寺1(2013/5/31-6/16 20ステージ)
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全指定 4500円 学生3500円
脚本:佃典彦[B級遊撃隊] 演出:中屋敷法仁[柿喰う客] 音楽:斎藤ネコ
振付:北村真実 企画:流山児祥 歌唱指導：長野佳代 稽古ピアノ：村井一帆
美術：原田愛 照明：浜崎亮 音響：島猛 衣装：木村春子 舞台監督；岡島哲也
金森勝 演出助手：山口千晴 制作：岡島哲也 米山恭子
出演：→初演キャスト
舟虫 （息子を待ち続ける老女。）：阿萬由美
玄海先生（陽明小学校。2年3組担任）：龍昇
泊くん （学級委員長。多数決をとる。）：木暮拓矢
柏崎さん（副委員長。問題を提起する。）：山丸莉莱
大飯くん（給食係。）：森田祐吏
浜岡さん（給食係。）：嘉悦恵都
志賀くん（タフな男。）：奥田努[Studio Life]
島根さん（豊満なボディ。）：荒木理恵
高浜くん（熱血漢。）：浅見紘至[デス電所]
東通くん（知的。）：重岡漠[青年団]
美浜さん（保健委員。）：王申再
上条教授（原子力安全基準委員長。）：塩野谷正幸
中条 （上条の部下。）：栗原茂
下条 （上条の部下。）：勝俣美秋[劇団わらく]
東山 （中条の部下.眼光が鋭い。）：武田智弘
西田 （中条の部下。背が高い。）：井狩善文
南原 （下条の部下。ひよっこ。）：大島雅陽
北川 （下条の部下。へっびり腰。）：遠山悠介
石原都知事（年齢不詳カリスマ東京都知事。）：伊藤弘子
橋下 （石原の第一秘書。）：菊池明明[ナイロン100℃]
松井 （石原の秘書。）：山ロルツコ
平沼 （石原の秘書。）：宮川安利
西村 （石原の秘書。）：鈴木麻名美
仲田 （石原の秘書。小さい。）：橋本
松野 （石原の秘書。ことさら小さい。）：嶋田菜美
ショウ （流れ者。理性で行動する。）：今村洋一
リキ （流れ者。感情で行動する）：五島三四郎
田中 （核のゴミ運搬士。ニッポン原燃下請け係長）：麻田キョウヤ
服部 （核のゴミ運搬士。ニッポン原燃下請け社員。）：佐原由美
加藤 （孫請け会社バイト。）：山下直哉
鈴木 （孫請け会社バイト。）：冨澤力
ジェームス（アメリカ人らしい。）：三木崇史
カトリーヌ（フランス人と思われる。）：葉丸あすか[柿喰う客]
オ一リガ（ロシア人であろう。核のゴミ月面管理センター職員。長女的存在。）：平野 直美
マーシャ（ロシア人であろう。地球に夫を残している次女的存在。）：山崎薫
イリーナ（ロシア人であろう。ミュージカルが好き三女的存在。）：大浦千佳
かぐや （月に住むモノ。）：野口和彦[青蛾館]
沢田 （元 東京中央電力社員。）：甲津拓平
流山児祥
演奏：諏訪創 Dolcaina 中田 粥 竜太朗Piano 吉良憲一 DoubleBass
エリヲ Percussion 佐藤太志朗Percussion 安藤裕子 SopranoSax & Digeridoo
●ご参考初演データ
1992/7/7-12 8ステージ
明石スタジオ
7/15-18 4ステージ
相鉄本多劇場
2700円
演出：流山児祥 共同演出：上村和彦 美術：梅原ナオヤ 音楽：中澤誠
振付：北村真実
つながった男 セロリ:松村冬風
つながった男 パセリ:若杉宏二
船に棲む老婆 舟虫:伊藤弘子
太陽を盗んだと思われる男 サワダ:三好壮伸[プリキの自発団]
その男を追う刑事 スガワラ:新童龍二
原発ジプシー
船長 :稲増文
アメフラシ :河崎耕士
バカ貝 :柴田耕作[B級遊撃隊]
フジツボ :入佐良二[ノットインクルード]
フジツボの妻:井沢希旨子
コンパニオン・ミス原発
駿河代表 :成田みわ子
美浜代表 :小林あや
福島代表 :横須賀智美
泊代表 :山崎麻子
玄海代表 :渡辺あゆみ
原子力安全PR協会
会長 :流山児祥
大森 :小川エレナ
伊福部 :V・銀太[虹色冒険団]
本多 :栗原茂
銀行員
坂本 ：米山恭子
横山 :青木砂織
榊原 :木内尚
ポロをまとった男:城閤岳
2013/06/06(木)晴 7:05-9:05PM(1'59)左手側より 客席9割(160人)
客層：学生〜中年層まで幅広く。女性過半数。
客入れ：開場は開演定時15分前。本日開演5分押しとのアナウンスあり。定時＋5分で
開演。三方囲み客席。正面客席側まで展開した場面はサイド席が○、それ以外は正面
が観やすい演出。折り込みチラシなし。パンフ A4 4ページ。挨拶、歌詞、キャスト、
スタッフ。次回公演いくつか。カーテンコール1回1分。
92年初演、改訂再演を続けてきた舞台最新。
舞台。巨大施設内部。四隅と中央が隆起したコンクリートの島舞台。客席との隙間
からわらわらと俳優が沸き上がり。正面に巨大なダクト2本、脇に燃料集合体っぽい
オブジェ。背面2Fにバンド常駐。
お話。3ステージ併走、絶対安全という原発の建設を推進する国家当局、大津波から
地下に逃れたままで時を止めた小学生達、核のゴミ処理場がある月面施設と人類を
見守る一族。これに震災後行方不明の息子を待つ老婆と、電力会社を告発する
作業員が絡み、重層する。
混とんに現実、風刺とユーモアに真情を映す。独裁的な都知事が原発のメタファーで
あったりと強烈な反骨・反原発姿勢がキャラ毎反映。進歩は科学でなく、人の心へと
願うメッセージを忍ばせつつ、歌とダンスは盛りだくさんでエンタメの志はきちんと
貫き。ニヤニヤ笑いながら、体ワクワクと楽しむねこ。物語と展開は劇的でちと複雑
高速なのでぼっさりしてると置いてきぼりをくらい。ちと混とんに過ぎるかな、でも
それが今だといいたいのかと、もやもやと思うねこ。
アフタートーク 9:09-9:32PM(23)100人ほど居残り
伊藤弘子、阿萬由美、嘉悦恵都、山崎薫、中屋敷法仁、流山児祥
・劇場初のバックステージツアーがあると告知。今日は喋らないと流山児氏。
中屋敷 女優さんへ聞きたいことがある。女性的か男性的かが自分には重要。
佃さんの歓声は少年ぽい。女性が女というより母親とか。女性が男子の目で
描かれている。
阿萬 本当に次郎が帰ってくると船虫は信じているのかどうかと思って
（中屋敷 絶望とわかっていると逆に泣けない。）私個人は帰って欲しいと願って
演じている。
嘉悦 小学生チームはいろいろと演じられて、表現が楽しい。
山崎 （チェーホフの3人姉妹。ほかにも沢田が太陽を盗んだ男の沢田研二で
あったりギミックがある作品）どの女性の役も絶望的なものを抱えつつ、守りたい
という母性をもっている。チェーホフそのまま絡めて、原発を絡めるのが大変。
伊藤 (大変な役。小型原子炉)とっかかりがありすぎて、思いが溢れすぎて、
言葉が足りない。女性の設定がロマンチックでぶっ飛んでいる。女優に降るのは
無茶ぶり。佃さんと仲良しだが、なぜ人間でない役ばかりをフルのかと聞いたら、
仮面ライダーが似合うよねといわれた。
中屋敷 男性のキャラは筋が通るが、女性のキャラは葛藤に振れ幅がある。
ポイントは女優の役にある。佃さんの台本は子が生まれるか、生まれないかに
2分される。過去と未来までの戦いだが、女性としてどうか。舟虫は帰ってこない
子を待つのだが。
阿萬 原初推進と反対派、双方の友達にも演劇作品なら観てもらえる。タネをまいて
いるつもりはないが、感じてもらえたらと日々感じて演じてる。
嘉悦 小学生達は生きているのか死んでいるのかわからない。演じているとは
生きているつもりで健康的に元気に。
山崎 原発テーマだがその内で，人は愛が無いと動かないことが描かれている
稽古では死んでいくほど、愛が盛り上がる。
伊藤 中屋敷が面白い、稽古でなぜ目を合わせないのか。
中屋敷 よく言われるが、信頼している人の目は見ない、嫌いな人の目は見る。
（一段波乱を巻き起こす発言で驚く一同）
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