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＠下丸子 大田区民プラザ大ホール(2014/01/06 1ステージ)
http://www.ota-bunka.or.jp/index.html
全指定3800円
立川志らら「替わり目」枕2+噺8分
古今亭文菊「権助提灯」枕10＋噺16分
柳家さん喬「抜け雀」枕4＋噺23分
仲入り15分
春風亭昇太「短命」枕11＋噺11分
柳亭市馬「二番煎じ」枕9+噺23分
2014/01/06(月)晴 6:30-8:53PM(1'04/休15/1'04)後方中央 客席ほぼ満席(500人)
客層：中高年中心、時々孫世代。男性過半数。
客入れ：広め、ベンチ多めロビーでドリンク、軽食販売。トイレの行列少なめ。
折り込みチラシ少々。パンフ A5 4ページ。物販なし。
・立川志らら「替わり目」
枕。早足で登場。2つ日目が本番、落ち着いた出演者で。昨日のトリ・志らくは
新年早々「死神」をやった。私はそんな冒険者には成れない。
お話。替わり目の冒頭・俥屋さん大迷惑はカット。酔っぱらった亭主に女房は陶然
冷淡。女房をお使いへ出して、愚痴転じてのろけモノローグのおかしみ。
亭主は終始酩酊、女房は折々ガラッパチ口調。軽くテンポ良好、時々スパイシー。
・古今亭文菊「権助提灯」
枕。落語をやりにくい場所、某JAで議論紛糾の話し合いの合間の会について。
焼き餅、昔は悋気。焼き方次第で男のためになる。
お話。大家の旦那、物わかりのいい本妻の了解を得てお妾の家に向かい。ところが
相手は女の意地と門前払い、帰ると今日は外泊のはずと戸を閉ざされ。二人の女の
間で右往左往。お供の丁稚はすっかり面白がり、嫌味なことばかり。
しなっとした物腰、幇間かという。まったりムーディな語り口が独特。艶っぽい女性
、正反対のむかつかせる丁稚ともきっちり演じ分け。
・柳家さん喬「抜け雀」
枕。時候挨拶。切り詰めてカップ麺を食べながらのTV、子供がタスマニア旅行へ
行くという（怒り）。旅行もパックはせわしない。いつしか機械・乗り物に人間が
動かされているようだ。
お話。無一文の男が宿代替わりにと描いた雀が外に飛び出したから大変。閑古鳥の
宿屋が見物人で大繁盛。そんな中、さる老人が絵に手抜かりがあると指摘して。
一筆書きでさっと描いたよう、さっぱりきっぱりとした語り口が心地好いねこ。
あれこれ語って長講とはせず、◎。
仲入り
・春風亭昇太「短命」
枕。落語の正月興行は2月までやっていたりする。年末はTV、紅白のこれは必要ですか
話し。なぜ合戦、デジタル投票の後玉を数えるとか。盛り上げておいて行く年来る年
で盛り下げる。初詣で見た困る人達。夫婦の酷い小咄。
お話。美人の後妻に嫁いだ婿が次々頓死。与太郎はその訳が察しられずに珍問答。
いろいろ膨らませたり脱線したり、賑やかにたっぷり語り。
・柳亭市馬「二番煎じ」
枕。「短命」ほとんど愚痴の呆れた55才と昇太のこと。自分は２才年上に客席どよ
めき。前日の西新井と同じく、相撲絡みで語り謡い。火事の小咄。
お話。夜回りを二組にわけ、最初の組は帰るやいなや、猪鍋で酒盛りをはじめる始末
そこに町役人がやってきて。
実に旨そうに呑んで喰ってみせる芝居上手。終演後の寒天に猪鍋が食べたいの声
あがり。
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