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＠霞が関 イイノホール(2014/05/16 1ステージ)
http://www.iino.co.jp/hall/
全指定3500円
柳家小かじ「道灌」9分
柳家さん喬 四代目小さん師匠十八番「かぼちゃ屋」枕7+噺21分
柳家さん喬 五代目小さん師匠十八番「親子酒」枕11+噺10分
柳家さん喬 三代目小さん師匠十八番「豊竹屋」枕11+噺13分
仲入り14分
柳家さん喬 新作(黒田絵美子作)「声色や」枕1+噺25分
柳家さん喬 さん喬十八番「柳田格之進」枕なし+噺42分
2014/05/16(金)晴 6:36-9:24PM(1’24/休14/1’09)中段上手 客席満員(400人)
客層：中年層中心に男性6，7割。20-30才代女性結構。
客入れ：満席。折り込みチラシ少々。パンフ A5 3ページ。各代プロフィール掲載。
物販なし。
柳家小かじ「道灌」
お話。太田道灌の古事を聞いた八五郎、うんちくをなんとか披露したいが、相手が
思うように応えない。
丁寧にまたーりと語り。リズムがほしいねこ。
柳家さん喬「かぼちゃ屋」
枕。舞台の三枚屏風が粋。前座時代に三代目の羽織をもらった、間違いじゃないか
というエピソード。3席が初席で、5席やるというバカ。一緒に苦しみましょう。
お話。ぶらぶらせずに働けと、ケツを叩かれた阿呆。課せられたカボチャ売りだが、
馬鹿な応対が人気を呼んで？意外なことに完売。ところが儲けを考えない商売を
したと叱られて。
ああ言えばこう言う面白さを間断なく。
柳家さん喬「親子酒」
枕。師匠に注意されたのは，とどのつまりになるまで怒るなということ。
小さんは多弁を労せず、おかげでよくわからない。泣いても怒っても長引かない人
だった。酒が得意でなく、さんこう酒という自作の酒を。
お話。酒好きの親子、息子のため共に禁酒を約束。しかし，息子がいない留守に
飲んで過ぎてしまうおやじ。そこに息子が帰ってきて。
呑気噺、小ネタが連綿。おバカな親子を楽しく聞かせ。
柳家さん喬「豊竹屋」
枕。呑まない人の方が演技が巧い。観察力が優れているのか。八代目文楽は義太夫が
好きで、寝床まんまだった。うちの師匠は剣道。浪曲は扇橋に教わった。語り終える
まで小舟に乗っている芝居を。
お話。下手の横好きでなんでも義太夫語りをしてしまう豊竹屋節右衛門。
下らないことも、リズミカルに楽しく語り○。
柳家さん喬「声色や」
枕。予定より長くなって申し訳ない。もう帰りたい。
お話。浮き草稼業故、恋しい幼なじみとの縁も諦めた、声色芸の男。ある日大事の
兄貴から幼なじみへの告白の身替わりを頼まれてしまう。
悲恋ものも悪戯に暗くせず、子はかすがいと小僧が活躍。しっとりからさっぱりと
落とした江戸前のさげが○。
柳家さん喬「柳田格之進」
お話。商家の主人と碁仲間の生真面目武士・柳田格之進。50両を盗ったとの番頭の
疑いに覚悟を決める。主人は番頭の行き過ぎを責めるが後の祭り、柳田格之進は
返済のあと行方がわからなくなってしまう。
抑え気味にじっくりと語り、充足感あり。
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