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＠中野 なかのZERO・小ホール(2014/09/19 1ステージ)
http://nicesacademia.jp/
全指定3600円
粋歌「おじいせん」枕3+噺16分
白酒「付き馬」枕7+噺42分
仲入り12分
哀愁おやぢの平成歌謡 ペーソス 20分
白酒「甲府ぃ」枕3+噺25分
2014/09/19(土)曇 7:00-9:15PM(68/休12/55) 後方上手 客席ほぼ満員(530人)
客層：中年男性と20-30才代女性中心。
客入れ：通常客席。折り込みチラシそれなり。パンフなし。公演タイトルを
読み上げるアナウンスに笑い。
粋歌「おじいせん」
枕。名前の読み方で師匠連中からあれこれ。ダメンズに弱い女について。
お話。ダメンズと別れたばかりの女性、会社同僚がセッティングした合コンへ
でかけるが相手というのが。
自作自演。合コンメンバーの変態ぶりが判るにつれ盛り上がる後半が愉快。
白酒「付き馬」
枕。女子高生達が沢山の大ホール、ももクロの弟分とか。こちらとの客層の違い、
一人くらい間違ってこないかな。i-phone販売の熱気、大相撲の客引きに学ぶこと。
落語会はまるでそんなことはと爽やかに毒舌。お金をもっていないかった頃、つけが
聞く店聞かない店。家まで勘定を取りに来た「馬」の由来。
お話。吉原、実は冷やかしの客がちゃっかり遊んで、「馬」となって従う若い衆を
連れ回す。いっこうに金のありかにたどり着かず、不安を募らせる若い衆。
弁舌巧みを絵に描いたようにペラペラと騙る白酒、不安げな若い衆の様子がなんとも
愉快。
哀愁おやぢの平成歌謡 ペーソス http://www.pathos-oyaji.net/top.html
しょぼくれ上等のボーカル、普通のサラリーマンっぽいMCのおじさん2人に比較的
若いギターが伴走。テナーサックス担当の末井 昭は遺影っぽい絵で登場、著書
「自殺」講談社エッセイ賞授賞式の方をとったとか。「無職の女」は練炭殺人結婚
詐欺の、「女へん」女偏の漢字を解釈読み、「空飛ぶ領収書」経理が落としてくれ
ない、「疲れる数え歌」病気自慢か、「赤と白」両ワインを交互に呑む男、
「霧雨の北沢緑道」血糖値が高いから。哀切を越え、危険領域でもはや達観している
オヤジ達の呟き歌詞を、ブルース歌謡なメロディに乗せて歌い。お客さんが共感の
笑いあがり、最後は「血糖値が高いから?♪」と会場中合唱となり。面白いなあ。
白酒「甲府ぃ」
枕。スコットランド独立→落語会の分裂騒動で爽やかに毒気吐き。
お話。流れてきた田舎者、情けをかけた豆腐屋で信心、仕事に励んで養子となり、
しっかりと納まる。親の供養に里帰りをしたいというと嫁もついていくことに。
近所の衆が珍しがり、どこへと問うと「甲府(豆腐)ィ」、「お参り(胡麻入り)、
願ほどき(がんもどき)」
キャラ芝居に腐心してきちんと描いてみせ。爽やかな後味を残し。
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