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 ぎやまん寄席 湯島天神編(第60回)「遊雀・白酒ふたり会」

 @湯島 湯島天神 参集殿(2015/05/11 1ステージ)
 http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/index.htm
 木戸銭3500円 前売り・予約3000円

 なな子「ん廻し」枕5+噺14分
 遊雀「薬ちがい」枕5+噺11分
 白酒「付き馬」枕7+噺28分
  仲入り13分
 白酒「粗忽長屋」枕6+噺9分
 遊雀「宿屋の仇討ち」枕4+噺37分

 2015/5/11(月)晴 6:47-9:07PM(1'11/休13/56)前方上手 客席5割(60人)
 客層:中高年層中心、男性8,9割。
 客入れ:通常より椅子の列少なく、さらに半分超の入り。この顔合わせでこの少なさ
 は珍しい。制作が失敗した模様。折り込みチラシ少々。パンフ無し。

 なな子「ん廻し」
 枕。5年目33才で二つ目昇進。顔色が悪いからと、着物や化粧でアドバイスされ。
 お話。金がない連中の手練手管で酒の肴をちょろまかしてくる。
 コロコロと朗らかに語って、可愛らしい。

 遊雀「薬ちがい」
 枕。高座が高すぎ、普通は膝の高さとお客さんの目線の高さが同じ程度。高いと
 神々しいでしょう、でかけ声(笑)。脇汗をかいてはいけないのか、薬を塗ったら
 効いたのだが、ほかのところ(顔)から出てきた。
 お話。惚れ薬を手に入れるが、巧く仕掛けられず、挙げ句の果てに怒られる。

 悪戯好きな軽妙な江戸弁語り、弾む高座が楽しいねこ。

 白酒「付き馬」
 枕。酒席で銀座に誘われることがある。店はピンキリ。下ごしらえがいるとか過程が
 大事と振り。自転車、リュックを背負っているが、師匠達に型が悪いと小言。
 見栄を張って銀座へワンメータータクシー、吉原に籠や馬。金がなくなると、若い衆
 をつけて工面にやらせた、これを馬といって。
 お話。無一文で派手に遊んだ男、馬を煙に巻きながら食べたり呑んだり。
 膨大な台詞を調子良すぎる口調で語りきって、呆れた面白さ。間と緩急も巧くて
 飽きさせないし。

 白酒「粗忽長屋」
 枕。よくわからないこと。例えば、急いでいる空車のタクシー。名前つけるのに
 おっかなびっくり。英国王室を心配しているが、日本人自体あちらから猿と思われて
 いると毒舌。どうでもいいし、苦情を言う人は他に楽しみがないのか。世界によって
 基準が違う、そこで変わり者が突っ走る。
 お話。行き倒れをみて、知り合いだから当人をつれてくるとお馬鹿さん。
 高速落語、しかもいちいち面白いというから溜まらない。白酒絶好調。

 遊雀「宿屋の仇討ち」
 枕。横から見ていて笑っちゃった、凄いけど忙しい落語、喋りすぎ。多量の汗と
 ともに放ってて凄い。湘南新宿ラインのグリーン車お奨め。優越感に浸れる、この
 高座からの目線と一緒。
 お話。隣の部屋の江戸3人組、なにかと盛り上がり。寝不足の侍は怒り心頭。
 活き活きとしたキャラ描写、やり取りが楽しい。表情も豊かで○。

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