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 J亭落語会 春夏秋冬シリーズ・夏「柳家三三 独演会」

 @虎ノ門 JTアートホール アフィニス(2017/09/07 1ステージ)
 https://www.jti.co.jp/knowledge/arthall/index.html
 全指定3600円

 わさび「ぼたもち小僧」枕5+噺15分
 三三「万両婿」枕8+噺44分
  仲入り15分
 三三「孝行息子」枕9+噺30分

 2017/09/07(木)曇 7:01-8:58PM(63/休15/39)中段中央 客席9割(220人)
 客層:中年層と20-30才代女性。男性過半数。
 客入れ:折り込みチラシそれなり。パンフなし。J亭休演のお知らせ1枚。コンサート
 専用ホール本来の運用へ見直し、今後は日経ホールで拡大継続とのこと。
 物販なし。

 わさび「ぼたもち小僧」
 枕。ファンレターが来たが、もっと食べた方がいいよとはどんな。
 お話。小僧はもらったぼた餅を見つかったらカエルになれと隠し。これをみた主人が
 こっそり本物のカエルを入れておくと。
 朗らかで心地好い口調が○。

 三三「万両婿」
 枕。「おなじみ」「マンネリ」のこと。
 お話。大岡裁きの落語。夫が亡くなったと思いこんだ妻へ大家は後添えを薦める。
 後にこれが騒動のもととなる。
 ごちゃごちゃとして無理くり収まるという。不条理と思えるけど、心地好いスピード
 で染み一つ無く語って、悪い気にさせず、巧いところ。

 三三「孝行息子」
 枕。前座修行も長い人生の中で思えば。わさびは今時内弟子、住み込みで気が
 休まらないのでは。
 お話。藪入り。3年振りに奉公から里帰りする息子が待ち遠しくて堪らない
 頑固親父。諫めるしっかりものの母だが、息子が大金をもっているのをみつけて
 咎めたところ。
 ぽんぽんと軽やかに語り、人情噺な湿り気を払拭して魅力的。

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