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＠半蔵門 国立演芸場(2020/11/12 1ステージ)
全指定3600円
左ん坊「子ほめ」14分
さん喬「ちりとてちん」枕8+噺16分
さん喬「らくだ」枕4+噺44分
仲入り14分
さん喬「鼠穴」枕1分＋噺33分
2020/11/12(木)晴 7:00-9:23PM(97/休13/33)中段中央 客席7割(100人？)
客層：中高年中心に男性7割。
客入れ：感染対策。整列、手指消毒、サーモ検温、1席空け。折り込みパンフ A5
2ページ。
左ん坊「子ほめ」
お話。褒めれば呑めると聞いたけど、ドジな始末。
くっきり、染み一つ無し。与太郎のバカが清々しい。
さん喬「ちりとてちん」
枕。秋の味覚。輸入まつたけに香りなし、永谷園の素をかかるといい。永谷園は
なぜＥにばかり、相撲懸賞金を掛けるのか。小さんとの旅、食事の思い出。
お話。褒め上手というか過剰な男へご馳走、楽しい思いをした大家は、口の悪い店子
を懲らしめることを思いつく。
いい旦那で語るので、悪魔な悪戯がちと恐い。やられてのカバ顔がマンガに
可笑しいので、つられ笑い。
さん喬「らくだ」
引っ込まず、そのまま。枕。「ちりとてちん」は関西発、関東は「素豆腐」。
名前のいわれと芸談。メモ書きするお客さん全般へ小言。
お話。らくだと言うあだ名で呼ばれている乱暴者がフグに当たって死んでしまう。
訪れた兄貴分は、せめて弔いの真似事でもと思うが金がない。通りかかったくず屋へ
香典を集めるとか、凄んでいいつける。嫌だといった死体を踊らせてみせるという。
たっぷりのフルバージョン。人物造形も細やかに丁寧に。
さん喬「鼠穴」
枕はほぼなく、そのまま。
お話。一文無しで無心にきた弟に、兄が貸した金は三文ぽっち。弟は粉骨砕身して
稼業を成功させる。返金がため訪ねた夜、弟は兄の本音を聞き心許すが、災禍に
見舞われてしまい…。
三文を貸す下りで、兄に後ろ髪な間合いもたせ、性善説。夢落ちでも、現実との
ギャップを少なくして、和やかなものとし。弟の物売り商売を点々とした設定、
売り声口上あれこれを得意の咽で楽しく聞かせてくれ。
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